診察術にも、西、東洋の考えの違いがある。
自分の場合は、必要な部分をおりまぜながら診察する。
まず西洋医学的に痛みを起こしている筋肉、神経などを運動生理学にもとずいて、テストをする。
この作業で単純な問題を起こしている筋肉は絞り込める。
良質な体が問題を少し起こした程度ならこの診断で出た筋肉に鍼を打てば改善されます。
(他にもおまけ程度に整形学的テスト法もしますがあまり重要視しません。)
更に昔ながらの症状や、内臓の関連性の高い方には
東洋医学の基礎の診察法「望・聞・問・切」を前後におりまぜます。
「望」とは、顔色や全身の皮膚の血色を見て診断する。
「聞」とは、声の調子や、呼吸音だけなく、体臭や口臭などの臭い
「問」とは、様々な状態を問うこと。症状そのものだけでなく、生活や体調についても問う。
「切」とは、触れることで、体の特定の部位に触れることで診断を行う。症状のある部位を触れることもあるが、基本は脈診、腹診、圧痛点を見ていきます。
これらを見ることによって、問題の有りそうな臓器や関連筋などを見極め、経絡やツボを使った施術をしていくことにより、効果的で持続的な施術が出来るようになります。