たまに、勉強熱心な鍼灸の学生さんが来院します。
独立開業を目指す人やトリガーポイントについて知りたい人などなどいろんな方がみえます。
まずはじめに、鍼灸だけで食べて行く事の厳しさを伝えます。
100分の1これが独立して食べていける人の割合です。
でも100分の1になるべく努力すれば、100分の1になれます。
それが、無理な人は、柔道整復師を取って鍼灸整骨院にすれば比較的楽にお金持ちになれます。
その他にも、教員養成科に行っても安定した収入を手に出来ます。
ただ問題も多く、今や駅前1キロ圏内に整骨院は何件も乱立する時代。
今後、これだけの不正請求を誰もが黙認はしない方向とも言われている。
ようは、いつか、整骨院では、肩こりや腰痛の患者さんが今行っている。
肩の捻挫や腰の捻挫と言い張る事を認めては切がなくなる現状でもある。
自分が鍼灸だけで食べて行く気なら、鍼灸で有名な先生を多く見ることです。
他に、資格は必要ないと思わせてくれます。
反面、自信の無い先生にアドバイスを受けると基準が低くなり、別の資格を勧められたりします。
最近では、鍼灸を刺しながらにして、鍼灸を否定する人も多い。
WHO(世界保健機構)が世界基準で46疾患もの効果を認めている。
否定する人は、有る意味謙虚なんだと思いますが、有る意味ただの勉強不足なのかもしれません。
学校の先生が治らないと言ったとしても、信じない方が良い。
最近の教員に上手な先生を見つけにくいのが現状です。
※業界でも問題視されていますが、昔は、達人が指導していたが、教員の免許が必要と騒がれ、達人が去り、鍼灸の学校に3年かよい。
更に教員養成科に2年行った。
あまりベテランではない教員が増えてしまった。
自分の同級生にも、5年で教壇に立っている人もいる。
でも、その彼の言うことをあまり信じてほしいとは、思わない。
彼は、一度も臨床の現場にたった事が無い。恐らく、ろくに治した事も無い。
そんな人も君達の授業をしている。
もちろん、良い先生もいると思います。
でも、本当に上手い先生は、講習会をするほど暇では無いモンです。
多分、見れば解ります。
治療家と講習業は別物です。
でも当院に来る様な勉強熱心な人は大丈夫。
(当院は大したこと無いです。達人達に言わせれば門前の小僧らしいですから)
恐らくそれだけで、他の人より前に出ている。
教員が治せないと言っても治せる疾患は一杯ある。
大丈夫、世界基準が認めている。
後はどれだけ勉強して増やせるかです。
勉強した分だけ増えてきます。
でも、学校は、今、国家試験の予備校状態なので、技術は更にお金を出して勉強会に参加する必要もあると思います。
弟子入りするのも良いと思います。
別のところで給料を手に入れて、無給の先生の手伝いを週1回とかするのもオススメです。
無給の所は数ヶ月で辞めて色んな先生を見るのも良いと思います。
ここで、100分の1以上の経験値を増やさないと100分の1になるのは難しいかもしれません。
身銭や自分投資を惜しめば、それだけレベルが下がる事になります。
そして、本当の鍼灸治療を知らないまま辞めて行くか、又別の資格を取ろうとするかのどちらかです。
是非、頑張ってほしいと思います。
また。お会いできる事を楽しみにしています。