最近良く帰りがけに持ってきた杖を忘れそうになる患者さんがいます。
治療家冥利につきます。
良くなっても分からない人は意外と多い。
上がらない手が上がるようになっていても、気がつかない。
びっこ引きながら来院して、治療が終わり、すっくと立ち上がり、テクテク歩き、どうですか?と聞くと、イヤー少し痛みが減ったかなぁ・・・・。
ええええ--?って!(心の声)
帰りを見送ればすたすた歩いて帰る。
さっきびっこ引いて来て、帰りはほぼ普通に歩いて帰っても、その人の判断は「少し痛みが減った」なんだなーと切ない時も有ります。
でも、意外とまた来てくれる方が多いので、実感はしてくれてると信じています。
もちろん、そんな事もある反面、少し良くなっただけでとても喜んでくれる方もいます。
杖を忘れる。
これも一つの望診(見る診察の事)。
杖が必用から→杖がそんなに必要ないもしくは、不要になったって事です。
治療家にとって、少しうれしい忘れ物です。