最近、シーズン前のせいか、野球関係の方が多いです。
一番、多いのが「野球肩」
整形外科的に言うと、二頭筋腱炎や腱板炎等が多く。
きょく上筋、きょっ下筋、小円筋、肩甲下筋などの回旋腱板の故障です。
鍼灸により、この故障筋を刺せばある程度、改善は簡単に見込めます。
しかし、すぐに戻ってしまうパターンもあります。
その方の原因は、猫背です。
猫背は、一般的に骨格(骨)が原因と考える方も少なくありませんが、実際はほとんどの方が筋トレで改善できます。
モデルさんや女優さんなどはバストアップトレーニングをしていますが、これは猫背を治せばバストアップに繋がるというものをトレーニングしている物です。
デスクワーク、勉強、ゲーム等、腕を前にだして長い時間持続することにより、体の前面にある筋肉が可動域を失い
肩の先が耳より前で固まり、その可動域で投げるので、胸が開かず、肘だけを引くことにより腱板を痛めます。
通常にまっすぐ立った状態で、アスリート・モデルさんは、お笑い芸人のオードリーの春日の様に、首や肩が背中側に引けます。
背中側に肩が引ければ筋バランスも良く、肩自体の可動域があります。
ちなみに若いピッチャーは背中で左右の肘が付く方も多いはずです。
実際は個別のパーソナルトレーニングを必要とするものだと思いますので、
ご希望の方はお問い合わせ下さい。
当院で患者さんにアドバイスしている事です。
オススメ
基本的に肩を後ろに引くトレーニングを進めます。
全部姿勢を正して行って下さい。
斜めけんすい(ポイントは鉄棒に胸が付いても肩甲間部を更に寄せます)
背泳ぎ(陸でもかまいません手を前から後ろに深く回しますポイントはとにかく可動域一杯に後ろに回す事で、大胸筋の伸びる感じをさせながら肩の背面の筋肉を鍛えます)
NG
基本的に肩に絡む前面の筋肉、大胸筋と二頭筋のトレーニングを中止します。
腕立て・クロール
大胸筋が肩を前に固定していることが多いので、更に筋肉を硬くすると猫背に拍車がかかります。
二頭筋のトレーニング
野球肩には上腕二頭筋が絡んでいることが多く、左右の力こぶを触り比べて、ボールを握る方が硬い場合は特に控えた方が良いです。
自分で行う場合、じっくり行って数週間のスパンで考えて行う事をオススメします。
当院で治療を受けながら、自分で出来る所は頑張ってもらって、残りを鍼で取り除く、これが一番オススメの方法です。