ジャンパー膝・オスグット(お皿周辺の激痛)の方は、サッカー・バスケ関係の患者さんが多いです。
※お皿周辺の激痛も含めます。
まず、痛み自体はかなり良く収まると思います。
(自分のスポーツ鍼灸の流派の得意疾患です)
一般的には運動全般を休ませておけば治ると言う話だと思います。
当院の場合、それでも運動をしたい子もしくは運動を停止しても治らない様な子が来ます。
学生さんでハードトレーニングの場合、繰り返す感じも有りますが、
鍼灸をした事の無い方で、手技(マッサージ)や電気治療しかした事の無い子は、痛みがかなり治まり、動きやすくなるので好評です。
社会人サッカーやバスケなど遊び程度の場合でも根本的治癒もかなり多いです。
通院頻度は、1回でだいぶ良いですという子もいれば、3回ほど必要な場合もあります。
中には繰り返す子もいますが、それでも他で治療するよりも良いと言ってもらっています。
ある程度良くなり、自分で問題筋の伸ばし方を覚えれば後は、痛みがきつすぎる時や試合の前に来院されます。
おおよそ、膝の筋肉は股関節に大きくつながりますので、股関節の硬い子が多く硬すぎてあきらめている子もいますが、筋肉の生理学を知っていれば、頑張れば体は柔らかくなるはずです。
それと、腹筋の鍛えすぎによる物も有ります。
別に鍛えてないよ!と言う子もいると思うので、言い方を変えると背筋よりも腹筋が得意な子です。
骨盤の筋肉は、背筋と腹筋のバランスでも前後に変わります。
その骨盤が前後に引っ張られていれば結果的に骨盤から伸びている大腿四頭筋も引っ張られ、結果膝の靭帯が引っ張られます。
かなり専門的な運動で治すトレーナーの先生は、オスグットや膝の前面が痛む状態の時は腹筋を中止させると思います。
それは、筋トレのすすぎで腹筋や背筋が硬くなり結果的にバランスを崩している事も有るからです。
腹筋が得意な子で膝の前が痛い子で、更に鍼が怖い子はまず腹筋を中止してみてはどうでしょうか?
他東洋医学ですと
胃腸系の弱い子に多いので、全身治療で治療効果を長持ちさせることは可能だと思われますが、学生の子が大半なので、本人が希望しないかぎり局所中心になります。
何度やっても繰り返す子は、甘い物や冷たい飲み物が原因な事があります。
こんな子は、お腹の治療もオススメです。
治療自体は短縮している膝のお皿の靭帯に刺します。
鍼を刺す体の中で比較的痛い場所です。
ちょっと覚悟して下さい。
人によりますが、オスグットの痛みよりマシと言うコメントを比較的、頂いてます。
※膝の靭帯の治療は少しリバウンド(だるくて踏ん張りが利かない)が有ります。
試合直前はおススメはしません。
試合の2~3日前(前日はなるべく避けるようアドバイスしています)受けて試合に望んでいます。
パフォーマンスは上がるはずです。
学生のお父さん・お母さんへ
高校生ともなると一人で電話をかけてきますが、小中学生はご両親と来院されます。
実は、ご両親が鍼を受けたことが無い場合難しくなります。
自分からすれば、妄想族の様な親御さんが横で心配事を色々言ってくるとお子さんの体が緊張し始め打ちにくくなります。
鍼を受けた事も無い。見たことも無い人が想像で怖がる事が一番有り得ない想像をしている事も有ります。
実際、現状のスポーツトレーナーで治療効果を求めれば何の資格が一番重要なのか調べて見てください。
普通の人が考える一般的な整骨院の資格でも無く、カイロでも整体でも無いと思います。
競技者の治療の目的が効果で有れば何を選ぶべきか見えてくると思います。
親御さんが鍼灸が心配と思っているのなら、まず親御さんが受ける方が先かもしれません。