「天の將(まさ)に大任を是の人に降ろさんとするや、
必ず先ず其の心志を苦しめ(精神や志を苦しめ)、
其の筋骨を勞し、其の體膚を餓ゑしめ、
其の身を空乏にし(体力を空にし)、
行には其の爲す所を拂亂す(何事もうまくゆかぬように乱す)。
心を動かし、性を忍び、其の能くせざる所を、
曾益(そうえき…上に重ねてふやす)する所以なり」
(告子下篇)
天が今にも是の人に大任を授けようとする時、
必ず心を苦しめ体を酷使し飢えさせ、ぎりぎりまで苦しめ、
ためそうとすることは、ことごとく実現させず、
行いも、心にもとるようにしむけるのである。
だから心を絶えずおそれしめ、本来の性をかたく堅持させ、
これまでできないと思っていたことを、実現させようとする意図なのである。
と言っている。
明日はお休みです。
もうじきクリスマスですね!!