最近では意外と驚かれますが、以前は、カイロでボキボキしたり、指圧したり、足裏マッサージ、アロママッサージなど色々な事をしていたんです。
結果、鍼灸が一番、副作用も無く安全で効果が出ると言う事を経験して皆さんに奨めている訳です。
で、鍼灸に匹敵するほどの可動域の拡張を可能にするカイロ。
むしろ、短時間で即効性では、腕が良ければ鍼灸を超える場面も有ります。
ただ、以前にも書いた様に医療の資格は不要なカイロ。
一ヶ月でも民間資格として取る事は出来ます。
ちなみに、鍼灸は3年の後、国家試験に受かる必用が有ります。
なので、本当に腕が良い先生に出会えるのは、本当に腕の良い鍼灸師さんに出会うぐらい、探すのは難しいです。
その辺でボキボキされるのはやめましょう!
でメカニズムから言えば、固定されている各関節の靭帯に遊びを作る事で可動域は大きく広がります。
凝り固まった首を鳴らして、パッキッ!と言わせて軽く動きの幅が出る感じ解りますかね?
それを、首から腰まで、やる事で可動域は広がります。
で、皆さんが、恐らく、思い違いをされていると思うのは、ボキボキするとズレた骨が元に戻ると思ってますよね?
もちろん、戻る事、キレイに並ぶ事は有ります。
しかし、キレイに並べる事は凄く難しいです。
自分の経験上、骨に遊びを作れば、良くなったと思う人が大半で、骨のズレはどうでも良くなっている方が多いです。
自分がやって来たんですから嘘では有りません。
一番行っちゃダメなのは、特殊なベットでパコン!パコン!ひねってボキボキ!ってやった後に背骨の並びをチェックや確認をしない所。
それは、治療ではなくてパフォーマンスなきがします。
これは、どこの治療を受けてもそうですが、治療後に、口頭でも確認しない所はダメだと思ってます。
目的や利害が一致していれば良いのですが、カイロに通っていた方特有の症状が有ります。
①ある日、なんとなく、背骨がズレて、その骨が痛い。この症状がカイロを受けていた患者さんにはとても多いです。
②骨をボキボキ鳴らす為に、強烈に筋肉を破壊する先生もいます。
こう言う方は、骨はゆるいけど、筋肉が硬いと言う不自然な緩み方をしています。
③強烈な物で言えば、自分の患者さんでも、年輩の患者さんが腰が痛く、友人にあそこで一発で治るからと言われ、腰椎を骨折された方が2名いました。
開業して4年で2名が多いと感じるか少ないと感じるかも人それぞれですね。
④自分が触らせてもらって、右へ左へ骨があちこちズレズレな人がいます。
こう言う方は、なぜ、自分の所に来るかと言えば、頚椎ヘルニアや腰椎ヘルニアになってくる方が多いです。
なので、あんまり酷い人には、元に戻せって言った方が良いですよー。なんて言ったりします。
誰も行った事は有りませんが、ムチ打ちでもお解かりの様に、骨が一個二個ずれている物を治すのも大変なのに、上から下まであちこちずれていると、どおすんだコレっ!と思う様な方が玉にいます。
で、自分がカイロをやらない理由。
①関節は、結合組織(靭帯など)である程度固定されている方が自然体です。
ボキボキ鳴らすと言う事は、関節に遊びを作る。
では、捻挫ぐせ。脱臼ぐせとどう違うのでしょうか?
実は、炎症は起きませんが似ています。
関節がゆるいから、捻挫や脱臼をします。
と言う事は、ズレやすいと言うデメリットを抱える事になります。
②コレはカイロの流派やり方によるのですが、関節に付着している筋肉を緩める為に、相当痛い手技を受けたりします。
以前も書いた様に、筋肉を傷つけるような手技は、体が硬くなります。
ボキボキの直後は遊びは出来ても、気がつけば、カイロ行ってるのに体が硬いと言う事になったりします。
③神経症状を悪化させる事が有るから。
と言う具合で、自分はカイロはしません。
治療の経験上、鍼灸以上の効果は望めません。
アメリカではドクターが行うこの技術でも、日本では医療の資格を必要とはしません。
と言う事で、自分が勉強をしにいった先生も自分よりも、医学的知識は無い方でした。
これが、国内のカイロの現実です。
でも、いつも書きますが、達人の先生がいる事は間違い有りません。
治せる先生は本当に尊敬に値しますが、カイロに置いては9割は、怪しい気がします。
くれぐれもお間違いない様にして下さい。
最低限、ホット○ッパーに、医業の鍼灸やマッサージ師の国家資格者は掲載できません。
掲載できるのは国家資格を持ってない人だけです。
更に腕のいいカイロの先生がその雑誌に載せる事は無いと思います。
でも、玉にはいるのかな?