当院の患者さんにすすめているのが、日記。
自分の生活や状態を書き込むと、私生活の問題点、改善点に気が付き。
試合に向けて、どういう生活を送ればプラスになるのかが解ります。
今日の患者さんは、一月ぶりの来院だったのですが、日記をつける様になって、自分の症状が出る理由の一つが解ったそうです。
症状はアキレス腱炎。
それが、結局、睡眠の量によって、調子が良い悪いが出ている事に気が付いたそうです。
練習の有無と痛みの関係では無く。
(一般的には練習を休めという症状です)
睡眠量で調子が変化する事に気が付いたそうです。
で次に、
体調を%パーセンテージで報告してもらっている子がいます。
14日20%
15日35%
16日45%
17日60%
18日60%
これは、中学1年生の子のオスグットの症状経過を、本人に報告してもらった物。
最大の痛みは100%
完治が0%
これは3回目から、治療後の予後を書いてもらっているのですが、その後の感覚を聞くのに大事な指標になります。
コンディショニングでも、治療でもそうですが、100か0で答える人がいます。
上がらない手が上がるようになろうとも、階段の上り下りが出きるようになっても、一言、まだ、痛い。と言われる事が有ります。
これも、大事な声なのですが、どの程度改善されて、次のステップに、どういう治療をしようか?と考えなくてはいけません。
鍼の太さから、手技術まで組み合わせを考えなくてはいけませんが、患者さんとの、やりとりが、パフォーマンスを上げるのに重要な声です。
この、コミニケーションは治療家にとって大切で、それが結果として、患者さんや選手へ、的確な技術提供として返ります。
今回の様に中学1年生。
親は鍼灸の経験があまり無い状態。、本人も得たいの知れない鍼灸に体緊張し、恐がっているような感じを受けました。
症状の発症から期間もある程度長く、皮膚から筋肉までガチガチの感じです。
色々な背景を考え
この状態で、一回で痛みの改善を望むと、最初から痛い鍼を打たなくてはいけない事は、自分からは想像できます。
初回から激痛では、二回目やコンデショニング関係は築きにくいです。
この、痛みの強い治療を回避するには、鍼を細い物から太い物へ徐々に変えていくと、本人が気が付かない程度に、太く出来ます。
(太くすると単純に効果的で持続性が出ます)
小・中学生はこう言った段取りが必要です。
話を戻すと、体の状態や、声に、敏感な人ほど、自分で色々な方法に気が付きます。
日記を書いて頂いていると、自分がガツガツ刺した後はどういう調子なのか?
ソフトに刺した後はどういう調子だったのかと事を、比較的的確に伝えてくれます。
そのタイミングを知る事で、鍼灸治療のタイミングを自分で決めて行く事が出来て、鍼灸が武器になりやすいです。
せっかく治療をしても、
試合当日、ダルダルでも厳しいですし。
何処かが痛いままでも、厳しいです。
コンデショニングとして、当院をチョイスして頂きありがたい限りです。
更に、当院を生かすために
日記や携帯のスケジュール帳など、状態の細かいリストがあると、治療に色々な考えやイメージが加えやすくなりますので、ご参考までに
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