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格闘家は治療家泣かせ。

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格闘家やコンタクトスポーツで当たりが多い選手は、故障が耐えない。

この患者さん、自分的に再起不能と思った時は2回有りました。

頚椎ヘルニア+肩関節の亜脱臼。

肘の脱臼。

もう二度と100%には戻らないと思いました。

同じ症状の新患さんを、佐々木先生が見て、難しそうで、自分が、あの症状は簡単には治せない話をしました。

治療家と患者さんと双方の全力が必要です。

生活習慣。
高頻度の治療。
毎日、毎時間の様に行う、インナーマッスルトレーニング、全てこなしてこそ、完治できる。
それでも、100%では無い。
90%で上出来。

それだけの価値がある人にしか、その壁は越えられない。

自分の治療歴の中でも、心に残る症例だと思います。

治療される側の意識の高さを認識した症例です。

この方も毎日の様に来てました。

故障しても、おとなしくしてくれないのが格闘家です。

特に空手家思考の方は、腕が折れてようが、関節が外れていようが、戦う事に美学を感じてるので、治療家泣かせで有る事は間違いない。

スポーツ選手はみんなそうでしょ?と言われる。

いやいや、この体で一勝負500万円稼げるとしたら、今の様な使い方はしないと思うんですよ。

各競技特有の性格が有りますが、格闘家さんには、選手生命の長さの美学、短命である事の悲劇、他の競技のプロ思考を執拗に話します。

ルーズショルダーや肩や肘や膝、整骨院レベルでは治らない難治性の疾患。

90%まで戻せば、多くは後は疲労感と共に再発、軽快を繰り返します。

でも、選手生命は繋がりましたし、今でも、飲んで、戦って、鍛えてます。

その120%ライフを継続してます。

頚椎ヘルニアと向き合う人は年単位で痛みやシビレと向き合い、肩はすぐに故障し、生涯に渡って外れたりはまったりを繰り返します。
※自分がそうでしたから・・・。

それと、今の100%越えの人生を送るのと、雲泥の差が有りますが、相当高いお金を出し、通い続けて頂いたので、まだ、治らないとも言われたりします。

それでも、100%以上のライフにはメンテは必要と思います。

でも、今の話やこれからの楽しい話を聞くと、良かったですね!と思ってます。
どんな疾患でもそうですが、普通は治らない、アレが治って、良かったですねーと内心思います。

佐々木先生にも、そのスケジュールを乗り越えたのが○○さんだよなんて話をします。

駅のホームでも何処でも、インナートレーニングをして、三角巾で腕を吊りたかったのですが、それも恥ずかしいので、自分の手で洋服をつかんでもらい腕をぶら下げないで、マメに治療して、試合を諦めてもらい、それだけやり切れる人はそうそういません。

でも、さすがに今の状態を手に入れた凄い患者さんと言う感じです。

いつも言うのは、自分は助手で有り、治すのは患者さんです。

故障の日記を書いたりする。

大切な事です。

何が体調を悪くして、何が体調に良いのかを知る。

今日も別の患者さんと、人生について話しました。

自分からすれば、豊かな暮らしの方でも、一流は、更に一流を考える。

今日は、こんな事を学びました。

夢や目標、希望をまず持っている。
それらを達成させる為にも、体は人生の大事な基盤の一つと言う認識が強い。
一番、身近にいる人が自分を支える存在である事に気が付いてる。

一流の人は普通なんですかね?

そして、目標設定は、人生や仕事よりも、スポーツの方が立てやすく、簡単らしいです。

あの試合に出る。勝つ。
あの試験に合格するなど簡単ですよね?

それが出来る人は、仕事でも、生活でも、目標を立ててその為に必要な流れを作れるそうです。

なので、多くの一流はスポーツを楽しむのかもしれません。

実は、何が一流かは解りません。

一流ではなくても素晴らしい人生を送ってる方もいます。

一流ではなくても素晴らしい人もいます。

そういう人も自分的には一流です。

経済的な部分は二の次かな?

だから、自分は、家族を泣かせてる。

完全な二流ですね・・・。

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