何処の駅伝部もお灸の後が根性焼きの様に点々とある。
胃のツボ、シンスプリントのツボ、デカイケロイド(やけど痕)。
でも、いつも思うがやり方が間違ってる。
胃が足と絡んでいる認識を持てるのは、素晴らしい発想です。
鍼灸師でもオマケで鍼を刺す先生は、それすら理解してないと思う。
先日の佐々木先生の積聚治療のススメにも有りましたは、体は問題点以外にも、サインを出している。
痛みも、引きつれ、冷え、違和感、皮膚の状態、声、目、臭い、脈、全てが体の状態を見るサインです。
このサインをくみ取り事が出来なければ、そもそもサインは消えない。
では、胃のサインが足に出た場合、何処を治療すべきでしょうか?
胃の治療と足の治療どちらが正しい治療法でしょうか?
この場合、普通に多いのは、足の治療を選ぶんですね。
でも、根本は胃です。
胃が治らなければ、又、足は痛む。
佐々木先生の治療の根本は、その根本に重きを置き、治療する。
結果、その場、その時に、足は良くならないかもしれません。
しかし、胃が良くなれば、そのサインは消えます。
胃が相当悪ければ、回数が必要かもしれない。
でも、胃の治療もしないで、胃のサインの出てる足の痛みだけを消しては、出してを繰り返す。
この治療よりは、よっぽど賢い。
東洋医学で本治法票治法と言います。
本治法は根治を目的とした治療法で、根本や原因の治療に当たる方法。
票治法は症状を抑えるを優先に置く治療法。
海陽堂がやっている事が、本治法ですね。
その場しのぎの治療法や痛い場所だけ治療する人が票治法です。
さてさて、時間が掛かるのはどちらでしょう?
賢く見えるのはどちらでしょうか?