信じがたい方には信じがたいかも知れませんが
こんな理論があります。
「筋肉(こり)は揉めば揉むほどに頑丈になって硬くなる。」
元、オリンピック選手の中には、こんなに筋肉を潰す様な指圧をするのは日本ぐらいだ!
多くの高校生を鍼灸で治療するトレーナーも、強いマッサージを好む学生の筋肉は硬いと言います。
この様な話が有ります。
でも多くの患者さんが沢山集まる所で指圧を受けてる方は、そんな事有る訳無いと思ってると思います。
もしコレを読まれている方が根治を求めているか、結果主義で肉体を向上させたいのでしたら、一読して頂く事をオススメします。
まず筋肉には細胞、毛細血管や神経が沢山走っています。
強い、マッサージ、指圧、整体などはこれら毛細血管や神経を破壊してしまいます。
受けた直後は、痛みの感じが鈍くなり治った感じや、動きが出ているが、何日かすると以前より硬くないですか?
そして、感覚器が鈍くなってしまっているので、次に受ける刺激は前回より強くないと感じません。
これはどんどん悪循環を続けます。
強もみ好きな、体の硬い人が出来上がります。
ここで強いマッサージを継続的に受けていた方が良く起こす症状を上げてみます。
◎高血圧 ◎ヘルニア ◎ぎっくり腰 ◎メニエール ◎頭痛 ◎のぼせ ◎冷え性などです。
基本的に筋肉が硬くなって血流も悪くなって起きる症状です。
治療を受けすぎて、ほぐすはずが硬くなって可動域を小さくします。
知識をしっかり持った方が行えば強い刺激でも体を柔らかくすることは可能です。
こっている筋肉だけ揉むようなマッサージは体を硬くしがちです。
その点、鍼灸、運動療法等は体が柔らかくなっていきます。
鍼灸は筋をもみほぐすイメージとは異なり、虚血状態の筋肉に血液を集めるイメージなのでコリが勝手に血液を得て分解し硬くすることは有りません。
運動療法もねっむていた筋と神経をつなぎ合わせていく作業なので硬くなることはありません
そして、鍼灸と運動療法は治療後、体の動きは良くなっていきます。
なのでリハビリや医療機関、オリンピックなどで多様されている理由です。
自分も側わん症なのでいろいろな治療院を回ったことがありますが、昔の整体とは、今の整体マッサージとは違い、リハビリの様なものでした。
雑然とした広間に、運動させられたり、ストレッチをかけられている人が沢山いました。
最近では、気持ちよさや接客や空間の評価が主流となり、技術者も気持ちよくすることがメインで治す人が減った気がします。
多くの人に気持ちよいマッサージをするのもプロフェショナルで感覚や技術の達人だと思います。
しかし私自身は、気持ちよさも必要ですが、治してほしい患者さんの期待にこたえられるよう
勉強と技術の向上に努力していこうと思います。
見なさんも、治療目的なのか?それとも、サービスや快適性なのか?一度ご自身のお気持ちをご確認頂けたらと思います。
自分の常識では達人の先生ほど、サービスや快適性の分、技術や知識に注ぎます。
その場は、気持ち良いかもしれませんが、難しい疾患は、治りません。
しかも、潰れた筋繊維は鍼が効きにくい事が有ります。
強い指圧を受けていない、潰れていない筋繊維よりも、強い刺激を受け続けて来た筋肉は少し改善まで回数を要する事が有ります。