お尻が痛いのはリンパが詰まっていると言われたんだけど、ほんとですか?
と、ご質問を頂きました。
他にもリンパマッサージをしている間は故障が無かったなど、競技者さんにも言われた事も有ります。
おそらく。
間違ってないといえば、間違ってない。
のですが、そのとうり。では無いと思います。
ちょっと専門文を抜粋します。
その後、自分なりの解釈をお伝えします。
脊椎動物においてリンパ系(リンパけい、lymphatic system)はリンパ液と呼ばれる清明な液を運搬する導管ネットワークである。リンパ液が通過するリンパ組織もこれに含まれる。リンパ節を筆頭としてリンパ組織が見出される器官は多く、扁桃腺のように消化管に付随したリンパ濾胞もその一つである。リンパ系はまた脾臓、胸腺、骨髄、消化管に付随したリンパ組織といったリンパ球の循環や産生を行う全ての構造を含む。今日われわれがリンパ系と言っているものはラドベックとバートリンが初めて独立に記述した。
血液の溶解成分は体内の細胞や組織に直接混ざり合うことはない。まず組織液と混ざり、次に細胞に入る。リンパ液というのはリンパ管に流れ込んだ組織液のことである。リンパ液は血液のようにポンプで体内を流れるわけではなく、大体骨格筋の収縮によって流れる。
リンパ系には3つの相互に関連した機能がある。組織から組織液を取り除く働きが1つ。吸収された脂肪酸と脂質を乳糜として循環系まで運ぶ働きが1つ(胸管)。最後に、単球や、抗体産生細胞などのリンパ球をはじめとする免疫細胞を産生する働きである(胸腺)。
様々な器官のリンパ排液についての研究は、がんの診断と治療の点から重要である。リンパ系は体内の多くの組織に物理的に近いところに位置しているため、体内の様々な部位の間で転移と呼ばれるプロセスを起こしてがん細胞を運んでしまう。がん細胞はリンパ節を通過するからそこで捕らえることができる。もしそこでがん細胞を破壊できないなら今度はリンパ節が2次性腫瘍の病巣となる恐れがある。
リンパ系に病気や何らかの異常が起きると、腫脹や他の症状が現れる。リンパ系の異常は体の感染症への抵抗力を損なう。
以上。
リンパはとても大事です。
ただ、ポイントとして、肉体は体液で出来てます。
リンパに詰まっている老廃物を流しても、それを除去、分解するのは、内臓です。
と言う事で、リンパをしごいても、一過性の作業となると思います。
例えば、静脈が足に浮き出てる人が居たとします。
黒ずんだ静脈をしごいて、少しだけ改善させても、結局、静脈に流れる老廃物を含んだ静脈血を掃除するのは臓器です。
例えば、胆のうが壊れた方などが出す黄疸、目が黄色がかったりします。
この血液成分を血流を促がしても、医学的には無意味なんですね。
自分のイメージとしてはそんな感じです。
そもそも体液は、骨格筋の運動によって流れる。
これは理解して置いて欲しいのですが、1時間リンパをしごくより、1時間歩き回ってる方が、むくみには何倍も効果が有ります。
恐らく、1時間、リンパをしごいても、運動と比較したら、半分も改善されれば、たいしたものです。
なぜなら、存在場所や作用としては、血管と同じようなものです。
と言っても、完全に無駄ですか?となるとどうでしょう?と言う事です。
ただ、一過性の顔が細くなったり、オイルマッサージなどは副交感神経を優位にしますので、多少なりとも修復を早めてくれるかもしれません。
ただ、代謝を高めるにしても、修復力を高めるにしても、効果としては、鍼灸の方が上かなと言わせて頂きます。
でも、高級な雰囲気で、気分を味わうと言う意味では悪くないかなと思います。
ただ、何かを治すとか、小顔とか、ちょっと医学的には無理が有りそうです。
iPhoneからの投稿