こんにちは。
佐々木です。
今日は肺の話です。
肺といったら呼吸。
換気が主な仕事と考えます。
それが全てでいいと思います。
代表的な症状として喘息や気管支炎等々ありますね。
更に東洋医学の肺では大事な仕事があって、
食べ物から出来た気と呼吸で取り込んだ気を合わせ、気血として全身に送り出す作用を持ってます。
なので肺が傷られると顔面蒼白、あからさまに元気のない人間が完成します。
ではまず肺の大小から説明していきます。
肺が小さければ水分の滞りが少ないので、
喘息のようなものにはかかりにくいと言われてます。
大きくなってしまうと逆に水分が滞り、
気の逆上や胸や喉のつかえた感じなどが起こりやすくなります。
肺の位置が高くなってくると、苦しさを感じて咳をしたり、肩で息をするようになります。
逆に低すぎると胃の入り口を圧迫して脇腹らへんが痛くなったりします。
堅固であれば肺に関する病にはかかりづらくなり、
軟弱であれば損傷しやすい状態になります。
端正であれば、調和がとれていますので肺の機能を発揮して傷害されることもありません。
傾いていれば胸部に偏痛を起こしやすくなります。
こういった感じに呼吸に乱れが生じたり、肺が他の箇所を圧迫することで痛みが出たりします。
最後に今更ですが、何故小さいといいのか?大きいとよくないのか?
そこを考えてみたいと思います。
答えは簡単に、「密度」です。
同じ気の量でも小さければ満ちていて、大きければスカスカになります。
そう考えると良いイメージを持てるのは小さい方だと思います。
そして外見で位置が高い低いは見れるのか。
答えはざっくりですが見れます。
何を見ればいいのかというと「五官」というものです。
顔のパーツが五臓に割り振られてるのですが、
肝は目、心は舌、脾は口、肺は鼻、腎は耳となっています。
この五官を見て、耳がなんとなく上にいってるかなぁと思えば腎が上に来ていますし、
口が傾いてると見たら脾は傾いてるもんです。
そんな簡単に変わるのかと思いますが、調子が変われば顔立ちも変わります。
意外かもしれませんがそんなものなのです。
ほんとにちょっとしたお話なので、
やんわりと覚えてお酒の席などで見た目で症状を当てる。
なんてことをしてみると面白いかもしれません。