さて、一発目の治療日誌は五十肩にします。
50代 男性。
五十肩は俗称なので、疾患名は、二頭筋腱炎。
①初診、激痛で運転も厳しいと来院。
これまでの治療方法は、整形外科と、マッサージ全身を週に数回の頻度で通われていたとの事。
一回目の治療で、軽減したものの、本人の自覚的に20%程度の改善との事。
我々の他覚的に見立ては、激痛期はクリアして、後は鍼灸特有の、夜にどれほど改善されるかに期待しての終了。
②3日後に2回目の治療。
かなり変わったと喜んでました。
本日も、強い治療をすれば、強い反動が出る事が有ると言うリスク回避を患者さんと話。
この日も、体質の底上げ、体内からの改善に期待して軽度な治療で終了。
③3日後に3回目の治療。
だいぶ違うとの事で喜んで頂けるようになりました。
全体的に緩んで来ましたので、ガッツリ治療。
この頃から、毎日、ご自宅で出来る運動指導。
肩の故障は猫背を治さない限り、延々に治らないと思うのが持論です。
※食事指導、生活習慣へのアドバイスはするものの難しいとの事。
④3日後に4回目の治療
8割程度改善。整形のリハビリの先生やマッサージの先生が悔しがってたの事。
うれしいですね。
で、ここから、可動制限で根っことなる部分が難しいと伝え、ここから先はかなり本気を要する事を伝えました。
簡単な話、それほど痛くないこの程度で、治療を切り上げて治療期間をあけるか?このまま継続するか?患者さんと相談しました。
プラス、この時期から、内科症状、おち○ちんの相談も受け、その治療を含めやらさせて頂きました。
⑤その後、週に2回ペースで6回の治療継続中
来院されて、朝におち○ちんが元気が出てる。
と喜んでました。
後ろ手に回し、肩甲骨も自分で触れるようになっていました。
私的にどこに指標を置くのかが難しいのですが、五十肩の激痛時期の改善は3回~6回程度で、激痛の時期は超える率は高く。
その後、痛みは軽度な物、どこまでの可動域を求めるか?と言う事で今後の治療計画を相談させて頂きます。
その他の指標として、姿勢の悪さです。
野球にせよ、テニス、ゴルフにせよ、猫背、猫首で有る以上、肩周りの可動域を自分自身で減らしていますので、そこを改善させていきます。
他に50代ともなり、痛みどめなどの薬も多用されてきた方なので、東洋医学的にも色々と気になるところは有ります。
そこを改善させる。もしくは、予防、養生すると言う意味を込めて継続中です。
ご本人、治療を辞めたら戻ってしまうのでは?
と
心配をされていますが、運動、食事、薬に頼らない生活習慣が作れれば、元に戻る確率は相当低いです。
しかし、体より、生活習慣より何かしら取るべきものが有るようなら、継続的治療も有効かと思います。
薬に比べれば、副作用も無く健康的な日々を過ごす事が出来ます。
マッサージ、薬以上の改善は見込めます。
痛みどめで、胃が荒れて短気になる事も無く、冷静に日々良い生活を過ごす割合は高くなると思われます。
この方のような方で、卒業を目指される場合、早寝早起き、玄米菜食を中心として、適度な運動(遊び)で、自己管理が可能かと思われます。
※補足、五十肩は俗称になりかなり広い範囲の症状を含みますので詳細は見るまで分かりません。
今回の二頭筋腱炎は野球肩、テニスなどでも出ます。
若くて自己管理できる子はより良く早く治せます。
自己管理もしないで薬に頼る。
年齢も重ねている。は難しくなります。
第一回目はこのような感じで如何でしょうか?
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と言いたい所ですが、月曜、金曜は一人で治療中はなかなか手が離せない事もございます。
他の曜日にお電話頂けると助かります。