鍼灸の仕事の領域は非常に広い。
アスリート、サラリーマン、教授、学生、老人、主婦、多種多様で、症状も多種多様です。
気合満々のアスリートの治療の後に、涙ながらに「死にたい」なんて話も有ります。
今の世の中、そんな一言を言う方も多いと思います。
大半が、そのまんま、死にたい!と言う訳では無く、色々な、裏側が有ります。
つらい。さみしい。苦しい。
中には、死ぬ気の方も居ると思いますが・・・。
100人いたら100とおりの裏が有ります。
そんな中で一つ、お約束の陰陽論をお伝えしておきますね。
光と影、善と悪、男性、女性、お互いが有る事でお互いが存在出来る。
真逆であったり、依存したりして、存在が有ります。
更には動きも有り、光から影、影から光、幸福から不幸、不幸から幸福など自然界なら自然な変動と流れが有ります。
これが、命を使った成長とも取れます。
戦後に出たであろう大量の、失望感や絶望感などの鬱症状を自然と乗り越えた方々が居ます。
ある先生は、鬱は薬を使わず見守りながら放置しておくのが一番良く治ると言っている。
ある種、落ちるべき時は、とことん落ちる事は必要で、それを越えた時、人は命がけで、何かを始める事が有る。と言っている。
失望と絶望は、希望の種だから、それを潰すなんてもったいない。
と言う考えです。
薬で、心を上げる下げると言う事は、非常にまずい、不自然現象を引き起こすと言っている。
もう一度、陰陽論の図を見て頂きたい。
光と影は同等である。
同じ量なのである。
大きな光には大きな影が出来。
強い光には、濃い影が落ちる。
なのに、死にたいと言うほど苦しい、影が生まれた。
けど、望まない絶望を避ける薬が今は有る。
と言う事は、影を小さく、薄くする事になる。
小さい影。
薄い影を作る光とはどのような物か?
これまた小さい光と、弱い光なのである。
と言う事は、喜びは薄い、希望も薄いのである。
ようは、負のスパイラルなのである。
こんな事を理解した上で、考えますと・・・。
死にたい!とは、生きたい!
と言う潜在意識の裏側で有る事も有ります。
潜在意識なので、無意識下の話です。
結果だけ言えば、死に方はどうあれ、必ず終わる命なのです・・・。
と言う事は問題は、生き様なんですよね?
メンタルの患者さんを見て欲しいと相談を受けて最初にお聞きする事が
薬を飲み続けてきた期間。
と
薬を飲んで、記憶が無くなる現象が起きているか?である。
当たり前の話ですが、そのレベルの薬を継続すると言う事は、何が起きてもおかしくないのである。
近年、自殺率はうなぎ上り。
※自殺者は減ったが、変死は多いので、その実はどうなのか不明である。
更には、テレビでにわかには信じがたい、殺人も多い。
ご存知だろうが、ここに精神薬の関与は報道されない。
むしろ隠すべき事実です。
何故かと言えば、飲んでいる人が非常に多いからです。
更に、記憶が無いレベルの薬を飲んでいる方々が大勢いるのである。
問題は生き方が解らない方も多いのである。
死にたいと思った経験者で、生き方が解る方が、全力で寄り添う事が出来ると良いですね。
ちなみに私は、軽いかもしれませんが死にたいと思った時期が一度有ります。
今思えば、小さい事ですけど・・・。
鍼灸で薬が軽減できる可能性は高いので、少しづつやってきましょう。
世界保健機構が鍼灸の適応症に自律神経症状の効果を認めています。
自分の心を振り返ってみたときに
自分が正しければ
たとえ相手が千万人であっても
私は敢然と進んでこれに当ろう。
孟子。