スタッフ佐々木。

冷えの時期ですが。

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こんにちは。
佐々木です。

冷えの時期真っ盛りですが皆様防寒はシッカリしてますか?

冷えということでよく聞く話に、首とつく場所を冷やしてはいけない、とか肘・膝等の関節は冷やしてはいけないとか言いますが、これが何でか?というのを今日は東洋的に、ツボ的に考えてみたいと思います。

まずは基本的なこととして、経絡をサックリ理解して頂きたいのですが、

例えるならば、線路が経絡で、線路の途中にある駅みたいなものをツボと考えます。

ツボの名前は見えないと思いますが、見ての通り経絡は全身、上から下まで、前も後ろも横っちょも通ってるわけなのですが、

陰の経絡が6つ、陽の経絡が6つ、前後の正中線上の経絡、の14種類の経絡があり、

正中線上の経絡は腕や脚には往かないので、この2つを除く12の経絡で今回の由縁を考えてみます。

まず12の経絡のツボの中には

五行穴、五要穴というものがそれぞれの経絡に設定されています。

伝わり易いように少し誇張した表現になりますが、

経絡毎で効果を出し易いツボであったり、反応が出易かったりと色々な意味を持ったりしているツボであったりします。

ということでこの五行穴、五要穴の2つの中の五行穴で少し考えてみたいと思います。

最初に答えから言ってしまうと、

この五行穴に設定されているツボというのはほぼポジションが決まっていて、

1個目が指先、2個目が1~3の間の1つ、3個目が手首足首上、4個目が3~5の間の1つ、5個目が肘・膝周り

となっていて、つまるところ首と付く場所、肘・膝というのは12の経絡の中でも大事なツボが集まっているところになります。

効果を出し易かったり、反応が出やすいということは逆を言えば外的影響を受けやすいツボとも言えます。

そしてそれぞれ経絡上で役割を持っていて、

3個目の手首足首の部分を兪穴といい、

脈気が注ぐところと云われ、その経絡の気が一旦溜まっているような場所になります。

治療に於いて兪穴は体重節痛という、体が重だるく節々(関節)が痛む症状に効果があるとされています。

つまり逆も然りで、ここを冷やしてしまうことで体重節痛が起こるとも考えられます。

経絡上の関節にも影響を与える為、例えば手首を冷やすことで肘・首等にも痛みが出たりすることもあるわけです。

5個目の肘・膝周りの部分を合穴といい、

脈気が入るところと云われ、全身に入っていく、影響を与えていく場所になります。

ここを治療に使うことで、気を逆流させて処理することができると言われています。

例えば咳が出ている場合は、気が肺からのぼって外へ、という現象が起きているわけですが、

合穴を使うことで、のぼってしまう気を肺に逆流させ肺から身体へ戻すという作用が起きます。

これを考えると、肘・膝周りを冷やしてしまうことで外へ出るものを抑えることが出来ず、

咳や吐き気、下痢といった症状が起きやすくなると考えられます。

気が溜まっている、中へ入っていくような部分を冷やせば、

冷えた気が全身を巡ってしまうのは至極当然な話で調子が崩れるのも解るかと思います。

こんな話を知ってしまうと普段着を考えなければ!と思う人もいるかと思いますが、

今日はそんな考え方に促したいと思って書かせていただきました。

-スタッフ佐々木。
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