こんにちは。
佐々木です。
少し前に印象的な患者さんが来られたので、
その時の話と、その後の心配な点をお話します。
不調になると来られる患者さんで、
今回は雪かきで頚やら腰やら痛めてしまったそうなのですが、
一目見てビックリ。
痩せた!というかやつれた!!そんな印象でした。
数ヶ月の間に10kg近く落ちたそうで、特に理由も解らないとのことでした。
身体を診てみますと、頚や腰にたしかに硬さはありましたが、
それよりもストレスを表す部位がまぁ顕著に出てますこと。
手足の冷えもなかなかなもんで、全体的に過緊張気味。
いつもニコニコしている印象ですが、
今回は現在進行形なのか定かじゃないけど色々抱え込んでるっぽいなぁと思ったわけです。
そうなると体重が落ちた原因ってきっとそこですよね。
体重が落ちた原因が解れば、気をつける部分も解りますし、
落ちた事自体は女性にとって喜ばしい事の方が多いので、
それで落ち着きたい気持ちも解ります。
ただここで心配なのが、この後のことです。
春が肝というのは少し前のブログで書いたのですが、
これによって精神状態が移ろいやすい時期になるわけです。
内からの変化も起こりやすく、外からの刺激も受けやすい、
そんな時期なのですが、
更に体型というのが結構精神的な受容量、いわゆるストレスの耐久性を左右します。
痩せ型の人にカリカリしやすい人が多く、
反対に肥満型の人は多少寛容的な人が多いというのはイメージしやすいと思いますし、
聞いた事がある人も多いと思います。
実際本人にイライラしやすくなったか聞いてみると、
前よりも些細な事が気になりやすくなったとのこと。
やはりストレスには弱くなっています。
もちろんストレスに耐えれば良いというものではないのですが、
それによって不安定で不安な時期が続いてしまうと身体の調子が崩れていきます。
更に身体の不調からの不安、ストレス、のように悪循環に陥りかねないことを少し危惧しています。
この悪循環にはまると、自律神経失調症のような症状が立て続けに出てくるようになるのですが、
そういった時にやはり手を出しやすいのが薬。
前のブログに書いたことで、この時期にやってはいけないこと、やらない方がいいこと、
それは薬と書きました。
もしかしたらこのパターンに入ってしまうのではないか?
と少し不安に思っています。
なので、痩せた事に喜ばずに何故痩せたのか、
痩せた事で現在の精神状態はどうなってるか、
少し不安定な部分があるなら、発散させていくこと。
そんなことを気をつけて欲しいです。
思い当たる節がある方は少し養生というか、
外へ出てみることをオススメします。
ぼちぼち暖かくなる頃ですしね。