こんにちは。
佐々木です。
近頃自律神経系の話題が続きますが、
今回もです。
ということで、もう自律神経お腹いっぱいだわ。
という方はテキトーに流してもらえれば助かります。
今回は自律神経失調症やうつ病などで起こる症状をちょっと追っかけてみます。
症状は色々あると思うのですが、
まずは日常的になってくると割と不快指数が高い「頭痛」から考えてみたいと思います。
頭痛というのはいくつか種類があり、
緊張性頭痛、偏頭痛、群発性頭痛なんてものに大体分けられるのですが、
群発性頭痛というのは少し特殊で自律神経失調症とはあまり関わりがありません。
痛みとしては眼の奥を錐とかアイスピックで抉られてる様な痛みとか、
軽いスプラッター映画みたい表現になってしまいましたが、
大の大人が泣かずにはいられない様な痛みが、
ある特定の期間に連続して起こるような頭痛です。
自律神経失調症がツラいといっても、ここまでのものは発症しませんのでご安心ください。
自律神経失調症の中で起こる頭痛というのは大半が緊張性頭痛というもので、
読んで字の如く、緊張する事で起こる頭痛です。
よく言われる表現としては、輪っかを被ったような感じとか、締め付けられてるような感じとか、
どことなく圧迫感を感じることが多いようです。
緊張という言葉が少し解りづらい部分があると思いますが、
簡単にいうと硬くなってしまった状態です。
この場合筋肉や血管といったところが硬くなります。
この緊張性頭痛というのは血管の収縮や一時的な脳の虚血などによって起きるとされ、
よくある原因としては頚肩が固まることで頭部への血流が阻害されることで、
脳が軽い酸欠状態に陥り、痛みなどを感じる脳の機構が機能不全を起こし頭痛が出るとされています。
この場合の緊張する理由としては自律神経が失調することが理由なのですが、
度々出てくる交感神経が優位になることで、緊張状態を作り出しています。
緊張というのは本来悪いものでは無く、
何かに対して身体がいつでも反応できるように緊張を起こします。
世間ではこれがいき過ぎる傾向にあり、その為に普段よりポテンシャルが落ちたり、
こういった体調不良に繋がったりします。
何故体調不良になるのかは単純に身体を休ませる時間がなくなるからです。
交感神経の反対に位置する副交感神経が身体を休ませる作用を持っているのですが、
交感神経が出突っ張りになることで副交感神経が役目を果たせなくなっているのです。
身体を緊張させるような事を、本来身体を休ませるべき時間にもやってしまったり、
身体の緊張を引き起こすような作用のものを飲食、服用していたりと様々です。
休むべき時は休む、動くべき時は動く、とメリハリをつけていかないと自律神経は上手く作用しません。
多汗というのも同じなのですが、汗にも種類があって、
じとーっとした汗とサラっとした汗があるかと思います。
サラッとした汗というのは身体の熱を逃がす為に汗ですので、
運動したり、暑いところにいれば自然とかくものです。
しかし、じとーっとした汗というのは緊張した時にかくもので、
冷や汗や手汗など身体の熱を逃がす必要がない場合でもかくようなものです。
緊張した時に汗をかくのには理由があって、
元々の用途としては滑り止めとして多少の汗をかきます。
これは物を掴むこともそうですし、裸足で駆ける場合に地面をシッカリと掴む為にかいています。
つまり、何か危機的な状況などのストレスを感じた時に、
その事象に対応する為に防衛反応として汗が必要になります。
ここで考えてほしいのはそういう場合でないのに、こういった汗をかいてしまう場合です。
先ほどもお伝えした通り、交感神経が緊張することによって、
必要以上に汗をかくということが起こります。
普段通りの業務中に冷や汗が止まらないなど、寝る時に手汗がひかないなど、
こういった方は少し生活を正すことを考えることをススメます。
多汗なんか一見すると大した事の無いような症状に思えますが、
本人からすればなかなか不快なものだと思います。
それ自体がストレスになるような方もいらっしゃると思いますので、
昔と汗のかき方が違うなぁと思ったら、私生活を少し疑ってみるのも大事だと思います。