こんにちは。
佐々木です。
足底筋膜炎と坐骨神経痛は関係あるのか?ないのか?
そんな話が今回のお話なのですが、
ズバリ結論から言いますと、アリマス。
更にズバリ言うと、別々に考えるのもおかしいぐらいです。
ちなみにアキレス腱炎なども・・・です。
足底筋膜炎と坐骨神経痛というのは施術者から診たら、
似た様なラインを固めてることが多いのですが、
案外これに気付かずに、それぞれを別のものだと認識してる方が世間的には多いです。
足底が痛いので足底のみ。
お尻が痛いのでお尻のみ。
こうしたいのはマウンテンマウンテン、やまやまなのですが、
これではほとんど治りません。
というか、痛みは取れるかもしれませんが、
治ってはいません。
痛みが出ない内にお尻やら腰を緩める様な運動や生活が偶然できればうまいこと治るかもしれませんが、
基本はそうでないことがほとんどです。
この二つの症状というのは前駆症状が似ていて、
ふくらはぎが突っ張るとか、脚がだるいなど、
これらの症状の方は思い出してみると思い当る節があるかと思います。
症状名としては違いますが、前駆症状は似ていて、固くなるラインも似ている。
つまり原因に関しては、ある程度共通の部分があるということだと思います。
ここまできても、坐骨神経痛と足底筋膜炎は別だよ!!と思う方はもう少しだけお付き合い下さい。
そうで無い方もお付き合い下さい。
では戻りますが、坐骨神経痛と足底筋膜炎の原因がほとんど同じ理由について。
たしかに坐骨神経痛と足底筋膜炎と名称が違うという点はあります。
坐骨神経痛というぐらいだから坐骨神経に何らかの原因があって痛いんだろうなと、
足底筋膜炎というぐらいだから足底筋膜に何らかの原因があって炎症が起きたんだろうなと、
たしかにそうかもしれません。
そうかもしれませんが、足底筋膜に炎症が起きた原因は何なのでしょうか。
足底筋膜というのは足のアーチを保つ為に土踏まずのところにある腱の様なものなのですが、
歩いたり、ジャンプしたり、足への衝撃を吸収する役割があるのですが、
上手く伸び縮みが出来なくなっていると痛みが出るようになってきます。
伸び縮みが上手く出来てない筋腱というのは大抵潤いが足りていないのですが、
潤いと言っても水分がどうという訳ではなく、
筋腱における潤いというのは血液、血流のことです。
潤いが無くなればガサガサになり、潤えばモチモチになる。
そんな感じで、血流が良いか悪いかというのは大事になってきます。
セットで考えておけば、ある程度使い込んでも耐えられるか、
痛みだなんだと出た時でも比較的軽く済む事が多いかと思います。
血流が悪くなる原因はもちろん途中で流れを止められてるから。
更には神経の伝達が悪くなる事でも血流は一緒に落ちます。
足底筋膜を支配する神経はどこから伸びるのか。
ズバリ坐骨神経。
坐骨神経から分枝した神経が支配している訳ですから、
坐骨神経痛と足底筋膜炎というのは共通する部分が多いと言えると思います。
別々に考えてしまうと治るものも治らない。
治るかもしれないけど遠回りにはなると思います。
全てを受け入れる必要はありませんが、
ここまできて別々に考える必要もないと思います。
ちなみに坐骨神経痛の原因点は腰やお尻の筋肉であったり、内臓の絡みもあったりします。
つまり足底筋膜炎も・・・
何か気になる症状がある場合は、少し根っこの方の調子も考えてみて、
改めて自分の状態を確認すると症状に対する付き合い方も変わるかと思います。
治したいならまずは自分の状態を確認すること。
ご自愛という言葉があるように、ただ動く為の身体ではないですから、大事にして愛してやること。
これは身だけでなく心もですね。
色んなものが絡みに絡んで症状が形成されます。
それを少し考える時間を設けてみて下さい。