こんにちは。
佐々木です。
今回はちょいと厳しめな内容かもしれませんが、
頚の痛みなどが出てる人は参考にして頂けると助かります。
頚椎症と呼ばれる方達の特徴というのがあるのですが、
とにかく頑張る。働く。
身体には気を遣わずにです。
そしてスケジュールはいつもギューギューに詰め込まれていて、
時間に追われがちな為か、少しせっかちで短気な方が多いです。
こんな特徴の方が頚椎症と呼ばれる症状で来ることが割と多いです。
ということでそういった方への治し方としていくつか伝えさせて頂きます。
頚の症状というのは治すにあたっていくつか注意点があります。
これは頚に限らずなのですが、頭に入れておいてほしいことなので、
あえて少し厳しめに言わせて頂きます。
まず、我慢した、誤魔化して来た年月に比例して治す期間も比例します。
(誤魔化すという意味は後々説明します。)
1年間痛みを我慢してきたものを1回で治せと言われても、まぁ難しい。
3回で、まぁ難しい。
5回で、んー。
回数というのはとある事で上下しますので、こんな反応になります。
次に、忙しいから治療を受けられないというのは、ちょっと違うのかな?と思うことがあります。
忙しくても時間を作って治しに来る方はいくらでもいらっしゃいます。
それらの方は身体が資本である事を理解し、まず治す事を優先します。
その後で仕事なり趣味なりをバリバリこなします。
これはある程度治してしまえば自己管理でどうにでもできるのと、
結果的に効率がいいからだと思います。
次に、マッサージは基本的にNGです。
何故NGかといえば、コリを潰すこと、筋肉を捏ねることがマズいのです。
筋肉というのは繊維状になっているのですが、
その中には神経や細かい血管なども一緒に入っています。
それを一緒に潰せば組織は破壊され、表面には出て来ませんが内出血のような状態になります。
血液というのは血管外へ漏れると、更に漏れないように固まるようにできています。
小さい頃によくカサブタを作っていませんでしたか?アレです。
あんなのが筋肉の中でも細かく出来ていることをイメージして頂きたいのです。
本来流れるところが塞がっていて流れない。
血流量が減れば修復力などは落ちますので、結果的にコリとして現れます。
一時的に良く感じるのは潰れて漏れ出るからであって、
塞がっていたところが通るのとは違います。
次に生活習慣の注意点になります。
まず夜型の生活を送っていると、身体の修復が弱まりますので、治すのが困難になってきます。
PM10:00~AM2:00の間に横になっていると増える成長ホルモンが身体の修復を促してくれますので、
これの有る無しは治す上でウェイトが大きいです。
そして飲酒をするかしないかで、量も注意するべき所の一つですが、頻度が割と重要になります。
ほぼ毎日飲酒する方というのは、肝臓が常に働き続けている為、
身体の疲労物質などを処理する肝臓が、アルコールの処理にウェイトを置き、
身体の修復能力が格段に落ちます。
後は適度な運動。
歯喰いしばって踏ん張る様なものではなく、
ウォーキングなどの全身を使って軽く汗をかけるもの。
これらの中でいくつ気を付けられるかで治療に必要な期間や回数はかなり上下します。
治すまでは少し頑張ってみるのか、辞められないからジワリジワリやるのか、
選択を強いることはできませんが、
施術者としては短期間に詰めてやって、習慣を少し正して頂く方が治せるので助かります。
最終的な決定は患者さんにおまかせしますがコチラの理想はこんな感じ。
やり切るにはハードルが少し高いようにも思えますが、
普段から仕事などで結果を出していくような方が多いので、
治療期間中はご自身の身体に対して全力を注いで頂けるであろうと思い、
こういったものを提案させて頂きます。