こんにちは。
佐々木です。
鍼灸を受け続けていると昔は気にも留めなかった身体の不調や違和感を感じるようになることがあります。
が、調子が悪くなってる訳ではありません。
正直にいってしまうと、元々存在していた症状が浮彫になって来て、
感じなかったものを感じるようになってきます。
また、身体の違和感に敏感になってきます。
患者側からしてみればこれが良いのか悪いのか、なんともいえない気もしますが、
違和感に先に気付くというのは、それだけ身体を壊す確率が減るということです。
こちらからしてみれば正常というか、良い状態だといえます。
そんな状態になってから気付けることの中に習慣や飲食物の影響というものがあります。
槍玉に挙げられるのが甘い物ですが、
甘い物を食べ続けてる内はあまり気にも留めないと思います。
しかし、胃や背中・腰に影響を与えてるのは間違いなく、
止めたり、身体の調子が回復して来た時に影響していることに気付きます。
普段の状態と甘い物を食べた後では背中の突っ張り方が違い、
圧してみると染みる様な痛みが甘い物を食べると出てきます。
元々よく食べる方にはごく当たり前の様に出ています。
これは胃を支配する神経の出所が背中の部分に有り、
神経のフィードバックにより、胃の疲れや血流の低下が、
背中に反映される為であると考えられています。
身体の自然な働きとして、胃の疲れが出ている時に背中が一緒に突っ張ったり、痛みが出ます。
こういった症状は痛みや不調を感じている部分が他にも存在していると、
甘い物=胃の疲れ=背部痛、のような関連性には気付かないことが多く、
単純にアッチコッチが痛いような感じがしてしまいます。
調子が良くなって違和感や痛みを感じるようになると、
昨日今日最近、何をした、何を食べた、何時に寝た、等々、
考えてみると症状との関連性に気付けることが多々あります。
身体を良い状態に持っていくというのは、
単純に動きや気分が良くなるというものだけではなく、
長く使っていく自分の身体に対して、
付き合い方を知れる環境を作ることにもなります。
最期まで動ける身体を作りたいのであれば、
早い内に、変化を感じれる身体を作ることがよろしいかと思います。