おはようございます。
佐々木です。
今日はちょっとした小話です。
お酒の席での小ネタにでもしていただければ、これ幸いです。
このブログを読んでいる方であれば、
太極という言葉を聞いたことがある方が大半だとは思いますが、
太極という言葉自体の意味を知っている方はどれだけいるでしょうか。
この話は過去にも実はしているのですが、
もう一度復習がてらしてみようかと思います。
太極というと、太極拳とか太極図とかそんなものがイメージされやすいかと思います。
太極図っていうと丸の中に黒と白のエリアがあってウネッと区切られた図になります。
実物見せた方が早いですね。
これです。
本当はもっとウネウネがグィーンとなっているものですが、よく見るやつを出しておきます。
黒と白のウネウネですよね。
これは陰陽を表していて、
黒の中の白い点や白の中の黒い点は、
陰の中の陽、陽の中の陰を表しています。
これはややこしくなるので今はハショりますが、
ウネウネの説明はします。
ウネウネは陰陽のバランスを調整する為にウネウネしています。
黒と白の割合をどこで計るかですが、
太極図において、円周というのは時の流れで、
中心点と円周を結んだ半径で黒と白の割合を計ります。
半径上に黒の部分と白の部分でどれだけの割合で存在しているかを見ていきます。
円周上を回っていくので、半径もグルッと回っていきます。
まず、陰の部分が徐々に増えながら、その間、陽の部分は徐々に減ります。
陰が増え切ったら、今度は陽がまた芽を出して、
陽が徐々に増えて、陰の部分は徐々に減っていきます。
陽が増え切ったら、また陰が~ってなっていきます。
それをずっと繰り返していきます。
これが太極図が表しているものなのですが、
何故これを太極図というのか。
太極とはどれを指しているのかがミソです。
太極というのは円周の部分を止まる事無くグルグルと回っているようなものを指します。
もっとシンプルに言えばノンストップです。
反対のものを説明すればもう少し理解が深まるかもしれません。
反対はズバリ「極」です。
極と付く言葉をいくつか想像してみて下さい。
南極、北極、極端、究極などなど。
イメージ的にここが限界、行き止まり、端っこ、みたいな感じではないでしょうか?
極というのは、そのイメージ通りの意味で、
端とか、終わり、結び目、などのモノの動きが一度止まる所を指します。
つまり「太極」というのは、「極」がないものを指しています。
だから太極図というのは周り続けるものであり、
太極拳というのもゆっくりでも流れるように止まる事無く動き続けるものなんですね。
で、この太極というのは何もこの2つだけに限った事ではありません。
人の身体もベストなコンディションは太極のはずなんです。
ところが極が身体にできることで流れが悪くなり、
アッチが痛いコッチが痛いとなるわけです。
人体でいう極というのはコリや冷えといったものが相当するかと思います。
その他自然においても太極であるものなのですが、
今の世の中は色々な極があって、・・・なんですね。
というわけで、身体を治すにも極は不要。
太極というのは流れつづけていることですから、
太極を目指すには自分でも流してあげる事。
動き続けることがベスト。
働き続けることと動き続けるはイコールではありません。
時には休むことも動く事に入ります。
止まっている修復が始まれば、それは動いていることになります。
もちろん適度な運動も動く事に入ります。
イメージも大事です。
全身に川のような物が流れていて、
サーッと流れ続けているのをイメージできればいいのではないでしょうか。
長くなりましたが、
シンプルに、
目指せ太極!!