鍼灸師と整備士。

鍼灸師と整備士は似てると思ってます。

そして

患者さんと

車やバイクも似てると思います。

どんな走らせ方をしてきたのか？

どんなガソリン、オイル、添加剤、タイヤにサスを選んで来たか？

まめにメンテしてたのか？

ノーメンテで走り続けて来たのか？

良いもの使って来たか？

安いモノを使って来たか？

心身が物語ります。

正直、優れた選手の心身の治療はテンションが上がります。

ついでに言えば、若い子の治療も年配者よりは効果が出やすく簡単です。

選手に限らず、美容でも、ビジネスマン、主婦でも、波長の高い方はテンションが上がります。

心身が作り込まれてるからです。

整備士も、作り込まれた良い車を見る時テンションが上がると思います。

フェラーリを任されれば

プレッシャーと緊張とともにテンションも上がると思います。

大事にしてこられた車もテンション上がると思います。

逆に、大事にされない。

ひどい扱いをされてる車は可哀想な気持ちになると思います。

それと同じかもしれません。

そして、廃車寸前の車を復活させるレストアも楽しい仕事に思います。

そこそこ治ってきたり。

徐々に出来上がる工程はテンション上がると思います。

治療もコレと同じに思います。

しかし

この経済資本主義。権威主義。金物崇拝。世間体。

死ぬことを忘れ、命の限りを忘れ

どんどん働いて

どんどん消費して

どんどん買って

どんどん捨てて

高価なモノを買いましょう。って

流れの中で

心身の価値観が真反対向いてしまうような流れを感じてます。

地位や名誉肩書、夢・・・。

それを叶える為に心身が必要なのに

心身を削っている人が多い時代に思います。

正直、そう言う方はすぐに解ります。

何故なら、はじめから、最初に鍼灸を選ぶ方々との価値観は対極だからです。

いわば最後の最期で他の手段が効かなくなってから、鍼灸を選びます。

そして

どんなにボロボロな状態でも

命の使い方として

お金や物、力の方が重いんです。

そして

それを常識と考え。

普通と考えてます。

もちろん、そういった家族、友人知人が一杯その方々を取り囲みます。

正直

そう言う人に何を言っても無駄です。

しかし

諦めてしまえば治しようも有りません。

医療は、この国が推奨する保険医療が全てでは有りません。

日本の様なシステムで無ければ

ベッカムもロナウジーニョもスティーブンジョブズも鍼灸をチョイスしてます。

そして

いざという時

何十万円とかかるのが医療です。

それは、保険医療の場合、もっと高額です。

何百万円です。

私は、側弯症という疾患で、20歳で歩けなくなるという診断を受けてます。

今40歳です。

沢山の治療を経験しました。

沢山のお金を両親は使いました。

大学病院ももちろん、それ専門の医師。

治療の為に九州まで行った事も有ります。

なので

整骨院、マッサージが普通と考える人。

そこで治らなければあきらめる人。

自分の価値が何百円以上、数千円と考える人。

更に言えば

自分の子供の治療費を勿体無いと考える人。

その気持ち

全く理解できません。

いや、一生懸命理解はしようとしましたが・・・。

やっぱりマイナスにしかならない。

と思ってます。

そして、それは、その方々が半生を掛けて構築してきた

大事な価値観の結果だから

変える事は簡単では有りません。

こう言った私の話も

読んでいる方によって受け取り方はマチマチなんです。

そりゃそうだろう。と読む方も居れば

今頃、憤慨している方も居ると思います。

憤慨している方、申し訳有りません。

でも

事実を受け止め、変える事が出来れば、それが最も近道だと思います。

スポーツをやって来た事が有れば解ると思います。

ダメな選手は愚痴が多いと思いませんか？

下手な人が下手な人の悪口を言い。

下手な癖に指導者への不満を言う。

上手い人はそうでは無いですよね？

下手でも気持ちが有ればリスペクトし。

指導者にまるまる依存もしませんから、指導者から得られる物を得ようとします。

自分が若い選手でこれから伸びそうな子によく言う事が有ります。

出来るだけ

プロ並みに上手い人と長い時間を過ごす事。

そう言う環境の子は、トップアマチュアでも、自分はダメだと考えられるようになるから。

そこそこ上手い人とつるんだら

そこそこ上手い所がピークになる。

そう言う価値観が最初の三年でだいたい決まる。

少なくても、出来ないばかり言う弱い選手と同調しない事。

類は友を呼ぶ。ですから

君子がオススメです。

と言う事で

偉そうにすみません。

最後までお読み頂きありがとうございます。

今日も良き一日を!!