おはようございます。
佐々木です。
鍼灸を通う人の中には、冷えが気になるのでこれをどうにかしてくれ。
という方も少なくありません。
それぐらい冷えという認識が浸透していますし、
冷えが入り込む季節ですので、
逆に冷えを取るコツなんぞを少し考えてみようかと思います。
冷えを取るということで、
いきなり何かをすることで冷えが取れていくという訳ではなく、
まずは冷えを入れないということが大事になってきます。
取るという言葉のイメージからなのか、
ガンガン温めたり、刺激を与えたりと積極的なアプローチは割とするのですが、
そのアプローチをした分をチャラにしてしまうようなことを、
ちゃっかりやっちゃっているのが今のご時世だったりします。
解り易いところでいけば、服装、オシャレですね。
オシャレは我慢だ!!みたいな風潮がありますが、
機能美のオシャレを目指して頂ければ最高です。
今よく見るのだと、スラッとした脚を出していたり、
頚まわりがちょい緩めでスースーする感じだったり、
なんなら着る物が全体的にちょい薄目で、ある程度の寒さは我慢する。
いやいや我慢ですかい!
と思っちゃう訳です。
たしかにオシャレする上で我慢は必要なのかもしれませんが、
それで冷えが酷いと言われても、仕方ないとしか言えない気もします。
全部キッチリとは言わなくても主要部分は守って頂きたく思います。
その主要部分というのが、まず首類。
首類というのは名称に首と付くものです。
手首、足首、首なんかですね。
乳首も首が付いてますが、そもそも出している人はいないはずなので書きません。
出していたらただの変態ですからね。
そしてやっぱりお腹です。
お腹は重要じゃないはずがないのでしっかり保護して頂ける良いかと思います。
次に冷えを入れないということで、考えるべきなのは食べ物です。
物理的に冷たいものは冷えそうな感じがしますが、
温かくても冷えるものというのも世の中存在します。
代表的なもので言えばコーヒーとかです。
温かい場所で取れるものというのは、
摂取することで現地で快適に生活できるように、
冷やす作用が自然と備わっています。
果物なんかでもバナナやパイナップルなども同じことが言えます。
そしてオシッコが近くなるものというのは、
基本的に冷やす作用があると考えてもらっていいかと思います。
コーヒーなんかもそうですよね。
今の時期で言うと柿なんかもかなり冷やす作用が強いので、
食べるにしても食べ過ぎないように気を遣って下さい。
そして食べ物の中で一番冷やすんじゃないかというのが、
砂糖ですね。
冷えとりを一生懸命やってはいるけど一向に改善しない。
食べ物もある程度気を遣ってるつもり。
甘い物は大好きなんでよく食べます。
そりゃ厳しいです。
砂糖が何故冷えるかを話すと長くなるのでやりませんが、
良い事というのは特にありません。
糖分がエネルギーとなって頭の回転を良くする。
普段の食事で十分な量の糖分は摂れていますので、
それ以上に摂れば血中に漂うだけです。
頭の使い方が尋常じゃない方とかであれば有効だとは思います。
例えばプロ棋士であるとか・・・。
あそこまでフル回転させませんよね?
僕は全くさせません。断言できます。
朝に摂ると目が覚める。
覚めません。別のことが原因です。
むしろ少し時間が経つと眠くなり易いです。
冷やす以外にも色々とマイナス面がございますので、
要注意です。
次に入浴法とかでしょうか。
冷え性の人に多い入浴法が半身浴。
何故でしょう?
世間では半身浴はむしろ身体を暖めるはずなのに。
まあ、本当にそれが正しかったのか、っていうだけの話なんですね。
半身浴で暖めるのは難しいです。
浴室を少し温めて、湯の温度を一定に保って、長時間入れれば良いのですが、
面倒極まりないです。
肩スースーさせながら段々ヌルくなっていくお風呂に入っていたって暖まる訳ないでしょう。
首は守って下さいと始めに言った通り、ガンガン首から冷えが入ってます。
あがってすぐに寒く感じている様なら完全にアウトです。
熱めの設定で10~15分肩まで入れれば大体OKです。
とりあえずこんな所でしょうか。
まずは冷えを体内に入れない事が大事で、
その上で冷えとり靴下だとか、鍼灸だとか、
そういった冷えを取る方法をお試し頂ければ、
徐々にではありますが冷えが抜けてくるかと思います。
体調を管理するのも一苦労な感じがしますが、
どれも習慣化できるものですので、
その習慣を変えるまでの問題かと思います。
慣れてくれば何の苦労もないものがほとんどですので、
気になる方をご考慮頂ければと思います。