おはようございます。
佐々木です。
前回、自律神経の話をしたので、
今回はそれにプラスしてもう少し自律神経の話になります。
自律神経が交感神経と副交感神経からなるものというのは基本的な部分で、
ご存知の方も多いかと思います。
その働きも何となく知っているのではないのでしょうか。
交感神経は緊張、副交感神経はリラックス。
ざっくり言えばこんな感じでしょうか。
瞳孔が収縮するとかしないとか、
内臓の動きがどうとか、そういう話もありますが、
そういったものは調べて頂ければ見やすい表が沢山出てきますので、
参考にして頂ければ良くて、今回はもう施術者側から自律神経を見ようかと思います。
交感神経というのが緊張をもたらすと言いましたが、
咄嗟の対応が出来るようにいつでもスタンバイされた状態といえます。
まあ緊張というのは本来こういうものなのですが、
行き過ぎてしまえば、逆に身体を硬くしてしまって、動きが悪くなるという物です。
鍼灸で良くみるのは主に交感神経が優位になっている方が多く、
鍼を刺す時に緊張からなのか、刺激に敏感になっていて、
鍼を当てただけ、更には触っただけでビクッとなる方がいます。
こうなっている方の大半は施術の時のみならず、
家に居たり、他のリラックスできる空間にいても、
上手にリラックスできずにずっと緊張感を持っていて、
身体が上手く休まっていない傾向にあります。
結果、修復力が十分でなく、身体の至る所で痛みが出たり、
身体の怠さが抜けないという話になるのです。
しかし面白いもので、初めの数回はビクッとなることが多いですが、
徐々に緊張が取れ、ビクッとなることも減っていきます。
鍼に慣れたと思う方もいるかもしれませんが、それだけではありません。
こうなると睡眠の質も変わってきていて、
普段の生活に於いても変化が出てきています。
つまり交感神経の働きが多少コントロールできるようになって、
副交感神経を優位にする時間が増えたと考えられます。
症状が軽減、消失というのはもちろんなのですが、
意外と変化する部分として、
声の張りや性格、行動力というかやる気みたいなものが出てくることも多々あります。
身体が怠ければやる気も起きないのは当たり前と言えば当たり前なのですが、
解消すれば変化する部分は多く、色々と感覚が戻ってくるものなんですね。
押し込んで置くには勿体無い生き方だと思いますので、
体調の不調で悶々としているのであれば、
こういうのも一つの手ではありますのでお試し下さいませ。
きっとプラスになるかと思います。