おはようございます。
佐々木です。
雨が続いて、また一気に暑くなって、スッと涼しくなって、
そんな天気に振り回されてはいませんでしょうか?
いつもこんな感じで最近の天気について触れているのですが、
別に話す事が無いから触れている、
という訳ではないんです。
いや、多少はあるんですが、
天気は「天」の気ということで、
人が生命を育んでいくには必須だと思いますので、
敢えて触れさせて頂いています。
天気一つで気持ちも体調も変化していきますので、
それだけ影響のあるものを無視はできないという事です。
そういう事にしておいてください。
そんな天気という単語もそうですが、
「気」と付く単語というのは少なからず人体に影響を与える物、
もしくは状態を示す物だと思っています。
「気」があるという考え方、概念で鍼灸治療というのは一般的に行われている事が多いですが、
ただ、これは恐らく鍼灸という世界での一般的で、
世の中の一般的かと問われれば、恐らく違うのだと思います。
定義や存在が曖昧なものだから、
受け入れられる人、受け入れられない人、と自然に分かれるのでしょう。
でも「気」と付く単語で考えてみると何の気なしに使っている単語は多いかと思います。
例えば「元気」なんて言葉もそうですよね。
では「元気」の説明をして下さい、となったらどうでしょう。
恐らく説明するのは難しいかと思います。
説明すると案外曖昧な表現を使って説明してしまうのではないでしょうか。
例えば、生命力が旺盛な状態。とかですかね。
じゃあ生命力って何?なんて事になるのですが、
「気」が有るものと考えて説明するとすぐ片が付くかと思います。
実は「気」という言葉は曖昧な様な感じがしますが、
気の考え方が無いという方でも、
「気」ってどんなものですか?と訊けば何となくイメージが湧くはずなんです。
大まかには皆様似た様な説明、イメージがあるかと思います。
それは自分も含めてです。
曖昧ではあるけど誰にでも伝わる、それが「気」なんです。
イメージが伝わるから「気」と付く単語も普通に伝わるのだと思います。
とまぁここまでうだうだ書きましたが、
伝えたい事というのは、
「気」という概念が無くても実は使っている、そして実は理解しているということです。
理解しているというと語弊がありそうですが、
案外そのイメージするものがそのまま「気」で良いのだと思います。
その「気」というもので人の体調、気持ちが変わる事を考えれば、
「気」をベースに治療を考えている鍼灸というのは、
説明付かないような症状にも上手く対応できるということなんです。
曖昧さ故に曖昧なものにも効果がある。
そして誰にでもイメージできるからこそ誰にでも効果がある。
それが鍼灸だと思っていたりします。
とりあえず否定するのが大変であれば、一回受け入れてみては?
そんな「気」の話でした。
ちょっと鍼灸の事を良く言い過ぎた感もありますが、
今回はこんな感じでご勘弁を。