おはようございます。
佐々木です。
前回坐骨神経痛の話で、
膝の痛みや足の方の痛みも同様に坐骨神経痛の事があるという話を
膝のその他の原因についても今回は触れていこうかと思います。
というのも世間的に膝が痛いというのは、関節の変形や、
実際の所、本当にそれが原因なのか疑わしいものがあります。
坐骨神経痛の一環として膝も診る方が改善率も高い為、
要因として関節がどうとか、
何回か触れた話ではあるのですが、
整形外科さんなどで膝を診る場合、
膝が痛いという人のレントゲンを撮ってみたら軟骨がすり減ってい
たったこれだけの話なんです。
たしかに軟骨がすり減っていたら、
膝が痛いと言われれば、
という話なんです。
膝が痛くないならレントゲンの必要は無い。
それはその通りだと思います。
しかし、痛くないから軟骨はバッチリあるのか、
何故ならレントゲンを撮っていないから。
正直言えば人生60年70年生きていれば、
それだけ生きていたら、
膝への負担というのは歩行時に大体体重の3倍弱掛かるそうです。
それを何十年毎日していたらどうでしょうか。
軟骨がどうのこうので済む話ではないんですね。
多少はすり減ったことによる影響があるかもしれませんが、
それ以上に身体の使い方、筋肉や神経による影響が大きいように思えます。
そう思うにも理由がありまして、
患者さんの中にも膝の痛みで病院へ行き、
軟骨がすり減ってると言われて、その処置を受けても改善しなかったが、
鍼灸治療を行う事で膝の痛みが無くなってしまう人がいるからです。
流石に鍼を打っていきなり軟骨が再生するという事は無いと思いま
そうなると軟骨以外の何かが原因となっている事が想像できます。
軟骨以外の何か、ならば筋肉、神経かな?という考えに至ります。
治るのであればどんな治療法でも良いのですが、
見当違いな物をやってしまうと、意味が無いだけではなく、
むしろ身体の負担になる事もありますので、
特に何かを入れたり、逆に抜いたりというのは、
ちなみに膝の場合、水を抜く事が多いですが、
そもそも何故水が溜まっているのかを考えて頂きたいのです。
たまたま膝に溜まってしまった訳ではありませんし、
溜まった水はそこに溜まり続ける訳ではありません。
ちゃんと意味があってそこに溜まり、
無闇やたらに抜くべきものではありません。
普段の身体の使い方が悪く、それが膝への負担となり、
炎症を起こした結果の水です。
この過程を無視して、水を抜いても元の木阿弥となるのは明白で、
まず気にすべきは普段の身体の使い方と、
この場合の負担が掛かっている部分というのは膝だけでなく、
それだけできれば予後が良い膝に出来ますので、
膝を気にしている方は少し考えて頂ければと思います。