出会いと別れの季節ですね。
当院の患者さんも、卒業を迎える方もちらほらいらっしゃるようです。
ご卒業おめでとうございます。
新しい生活に喜びや不安の入り混じった感じでしょうか?
去年も書いたのですが、改めて、自分が頂いた卒業の言葉で特に残っている言葉を自分風にアレンジします。
あなたたち、一人一人があなたと言う人間の人生というドラマを作る主人公です。
是非、良いドラマを作って下さい。
自分でドラマを作って下さい。
キャスティング(友達)も恋人も自分で選んで、人生と言うステージを自分で選択して、時には大失敗も有るでしょうし、どうにもならない事もあるでしょう。
悲しみや苦しみを糧に変えて下さい。
楽な道、厳しい道。
出来るだけ厳しい道を選んで下さい。
そこで得る物が、人生の強さにつながり、結果的に良き人生を作ると思います。
楽な道、楽な生き方を選べば、後々苦しむ様に出来ているそうです。
苦労や悲しみが多い人が人格者になれるんです。
沢山泣いて、沢山苦しんで、社会に絶望して、人生に絶望して、自分自身に絶望しても、なお必死にもがいて生きる人だけが感じえる喜び。
そんな人だから意味の有る言葉となり、人格者になれます。
楽に生きている人がいくら真似をして言葉を発しても、言葉は空っぽです。
本当の優しさ、本当の強さ、本当の信念、本当の誇り、本当の美しさ、本当の人がら、オーラの様な物は、それ相応の人生という土台の上に咲く人間の人格です。
真似しても、この人達にはすぐにわかってしまうでしょう。
リアルな人格者になってほしく思います。
あいつ必死だよとバカにするよりも。
必死にもがく事が、いつかカッコ良く見える。
その時に、一生懸命もがく事です。
人を評価するよりも、自分と向き合う事の大切さを知り、人を評価する人は、悲しい人で、自分に夢中になれる自分を誇れると思います。
そして、人生の最終回は、笑って下さい。
そして、自分は皆さんの良き、脇役として生きます。
何年たっても、いつでも、移転しても何処かで、良き会話良き治療を出来るよう、お待ちしています。
皆さんにえらそうに言いましたが、人格者への道をまだまだ修行中です。
私自身、もちろん最終回は笑って終われるように。
実は、今も苦しんでもがいているんですよ!