東京医科歯科大学などの研究チームが、膝の半月板の再生させる実験に成功した。
昨年、毎日新聞が掲載した。
記事によると、同チームは骨や軟骨になる性質を持つ間葉系の幹細胞をもちいて、半月板を損傷した14匹のラットの患部に移植いた。
すると約12週間後に、半月板と同じ性質の軟骨が再生され、関節を保護することも確認されたという。
幹細胞は関節の滑膜から採取された物を用いた。
幹細胞においては、組織が再生された後も増殖が止まらず奇形につながる恐れがあるが、この実験では半月板の再生後に細胞が過剰に増殖することも無く、ヒトの臨床応用も検討されていると言う。
半月板は膝の軟骨と軟骨の間でクッションの役割をする軟骨組織でケガや加齢によって損傷することが多い。
損傷した場合、切除するのが一般的だが、関節症を発祥しやすいなどの問題点があった。
この実験の成功に「半月板再生」と言うあらたな治療法の可能性がある。
鍼灸「医道の日本」より
先日、患者さんの話の中で半月板再生の話を聞き驚いてしまった。
勉強不足の為この記事にきずきませんでした。
なので、突然、マニアックな記事を抜粋してしまいました。
実際、当院に来るのは、半月板をすでに除去している方も多く、悲痛な痛みを訴える人は多い、これが、今後何の問題も出なければ、画期的なものになると思います。
医療は日々進化し続けます。
生理学では、よくある話ですが、今までの常識が真反対に転じることもあります。
運動中は水分は取ってはいけない。
運動中は水分をとれ。
やせたければ、有酸素運動だけをすれば良い。
やせたければ、無酸素運動で基礎代謝を上げれば良い。
これらは、時代によって常識でした。
人の生理学はまだ半分も解っていないそうです。
なので、自分は患者さんになるべく言い切る事はさけます。
人のすべては、まだ半分も理解されていないのですから・・・
知識だけの頭でっかちになってもいけませんが、勉強をおこたってはいけないと思う今日この頃でした。