自分が初めて勤めた治療院は、競輪選手の専属トレーナーの治療院でした。
とにもかくにも厳しかった。
朝7時から夜中12時過ぎ、帰りは終電に飛び乗る。
ココでは、足裏しか押させてもらえなかった。
とにかく、建物のデカさに驚いた事と、競輪選手の足の太さに驚いた事と、経営者がくると、皆が治療室から出て挨拶をする事に圧巻された。
「○○教授の総回診です。」の景色を見ているようだった。
軍隊の様な治療院でした。
あまりの厳しさにさっそうと辞めてしまった。
その職場で見かけたスタッフが鍼灸学校に入ると先輩にいた。
かれは、その環境で学生生活を続けていた為に、先輩から同級生になり下級生になっていった。
自分が卒業するまでの3年間、彼は2年生のままだった。
冗談の様な本当の話、今はどうなっているか解らない。
でも、競輪選手を治療しているのだから大した物です。
学費は年間120万円もかけているのに、人生色々なんですねぇ!
トレーナーの形態も色々です。
プロ野球の様に専門会社の様なチームも有れば、個人個人の契約もある。
トリガーの先生の様に、イチローと一緒に海外に進出してしまう人もいる。
自分のお師匠さんは、一般と料金は同じでプロ野球選手を見ていた。
自分の場合はどうしよう・・・。
でも、まだそんな心配は要らない。
今、来ている学生さんが有名選手になり契約を希望する事を期待しています!