体の考え方。

腹筋?背筋?コアトレーニング。

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先日、学生君の質問で、ブレない体幹を作るトレーニングを教えてほしいとの事でした。

体を見る側からすると、一日何百回も腹筋している彼の問題は、筋量では無く、バランスの問題と感じました。

体幹は色々な可動方向を持ちます。
前屈。前に倒して手をつく。
後屈。状態そらし。
側屈。横に倒す。
回旋。体をひねる。

更に複雑に言えば、前屈しながらの回旋、前屈しながらの側屈、側屈しながらの後屈など、アレンジを考えると以外とかなりの方向の可動領域を持ちます。

そんな中、仰向けで、前屈する一般的な腹筋。
仰向けで、足上げする下腹部のトレーニングが主体の話でした。

体幹を可動する為に多くの種類の筋肉が指令を受け可動しています。

腹直筋。
外腹斜筋。
内腹斜筋。
腹横筋。
全面での収縮力を高めたければ、主にこういう筋肉が代表的な物です。

次に、大腰筋、腸腰筋。なども、深層部で、腹筋の収縮と連動しています。

で更に、体幹を可動させているのが、背筋です。

最長筋。棘筋。腸肋。腰方形筋。
広背筋。多列筋。なども、体幹の可動に関与します。

で、筋連結の様に、勝手に力が入る筋を書きだすと、かなり大変なので、ここでは、するーします。

※筋連結は、例えば、腹筋をすれば、首の前面やふとももの前面も、無意識に力が入っている筋です。

と言う、さんざんな長い前フリです。

簡単な話、野球で、バットを振る時に必要な筋は、腹直筋だけでは有りませんし、腹斜筋だけでも有りません。

背面で引く筋が有ります。
そこが、おざなりな気がします。

例えば、格闘家などが、左ストレートのパンチを出す。

素早く左ストレートを出して見て下さい。
出来れば、誰かに見てもらって、自分も他人のパンチを見て下さい。

人によると思うのですが、体が丸まる感じで、体幹を固定して、左手を前に出すだけの人。

もう、一方のタイプの方は、左手を出す為に、右肩や右ひじを引いて、瞬間的に体を回旋させます。

コレは、色々な競技に当てはまります。

体幹を、ひねる競技の大半に言えます。

ゴルフ、野球、テニス、格闘技、サーフィン。

打つ。投げる。出す。

この時、意識を逆の肩や手や腰や足を引く。

と言う感覚を身に付けると、力まないで、力が、発揮出来るもう一つの方法を知る事が出来ると思うんです。

で、この引く為の筋肉は、背筋側の螺旋、回旋筋が多いんですが、そこが、おざなりな気がします。

と言う事で、先ずは、可動の意識を、右手を出すと言われたら、左肩を引く。
ゴルフ、バッターも、打つときに、引きてを意識する。
しかも、出来たら、引けるだけひいて、ひねっていくと、Powerゾーンが広がると思います。

時間があったら、写真撮りますね~。

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