以前、格闘家の方に「治す気が有りますか?」と言った事があります。
治療家をサービス業と考える人には、大変横柄な言葉だと思います。
故障が治る前に、戦い、遊び、仕事をして、寝る間も惜しんで日々を過ごし、鍼治療をして楽になったら、また無理をする。
鍼灸をどう利用するかは、その利用される方にお任せしているし、間違いなく、立場的に来て頂いてるのですから、自分が立場的には低いんです。
ただ、部下だって上司に物を申す時も必要と言う考えも持ち合わせています。
故障を治さないで、そのまま行けば、ろくな状態にはなりません。
格闘技を辞め。
その方の人生は豊かになれるとは思いません。
自分の仕事ではこう言う場面に良く出会います。
いつも奨めるのは、治すなら治すで、期間を決め、食事、生活習慣すべて徹底的に治す為の日々を送る。
治療回数も増やせるだけ増やして頂く。
そこで、一番良い状態をまずは作りだす。
我慢は短い方が集中できる。
努力も集中した方が出来る。
難しい症状の方は特に集中型がオススメです。
回数券の集中型はそういう方の為の物です。
3回続けてやる事で、改善率がぐんと上がる症状は多いです。
それを、月に1回づつ来る方も居ますが、痛い時期を短くするには短気集中がオススメです。
これが、70歳まで競技を続ける方の通い方です。
毎日連続で3回来たりします。
それ以外はめったには来ません。
年に数回、故障が出来ればすぐに治す様な考えです。
治らなければ5回でも6回でも続きます。
ただ、徹底して、治癒させて又運動に戻り、食事も睡眠を含め、体調管理されています。
もちろん、整骨院には行きません。
当たり前です。
それが普通です。
ぎゃくに整骨院に通う人は長い間、痛みと共に生きます。
これが、自分の普通です。