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緊張。

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自分も患者さんと向き合う時。

緊張が無い方が、冷静にやるべき事が出来る。

かと言って緊張感が無いのは、真摯や真剣さを感じない。

鍼灸は保険が完全に効く訳では無い。

一回の治療費は何千円もする。

極力少ない回数でより良い結果を提供しなくてはいけない。

週に何回も通う方の様なひどい症状の時、ついつい思ってしまう。

治療費が3割負担だったら・・・。

やり方は全然違うし、気持ちもだいぶ楽だろうと思う。

先日のヘルニアの一歩手前、自力歩行出きるか?出来ないか?の様な状態。

患者さんは、不満を言わないで、毎日、全身治療に来られた。

3割だったら・・・。と思う。

病院まかせで、数ヶ月たち手術が嫌で、車椅子などで後から来る方もいます。

でも、手遅れ的な場面も多いし、そんなお金ないと言われる事も有ります。

鍼なら1週間で、目処は立つとは思うけど、やってみるまでは解りません。

病院では手術か保存か良い所でマッケンジーだと思う。

自分は治す為に勉強し、その為に治療をし続けている。

なので、緊張したって、いたって普通である。

でも、良い物を提供する場面で、やりすぎも有る。

そこで、必要な物が冷静な判断です。

痛みが残っていようとも帰すと言う行為や、強引に一回で改善させるよりは、回数の必要性など理解を求めるなどです。

世界の各国の様に鍼灸で46もの保険適応疾患が有るけど、治療回数は日本の比では無いと思う。
色々な病気が適応症となっているが、難しい疾患は、毎日治療レベルの物も多いと思う。

皆さんも、風邪薬を一回だけ使用して、効く、効かないは解らないと思う人もいると思います。

鍼灸も同じです。

内科症状や自律神経、逆子まで適応で、改善させて来た経験も有りますが、基本的に少ない治療回数で行う事が今の日本の鍼灸師の現状です。

高熱を出している子供にお薬、一回5,000円だったとして、皆さんは何回飲ませますか?と言う様な考えです。

人によっては一回で熱が下がる人も居ると思いますし、人によっては朝昼晩10回飲んでやっと下がる人も居ると思います。

その回数を先生に何回必要ですか?と言って何回と言い切れる先生は少ない。

真摯に真実の答えを述べるなら、そういう傾向ではあるが、やってみなければ解らないと言う回答です。

日本の医療は、早い簡単、便利、即効性が主流を極める。

でも、世の中で流行る物が、その人の体に本当に良いかは別物です。

で鍼灸師は、少ない回数で期待に答えなくてはいけない。

だから、緊張はする。

でも、緊張は良く無い。

だから、適当を装う。

技術職の方はご存知だと思いますが、職人の言う「てきとう」は素晴らしい。

先日も、若手に職人ならこうあるべきと指導させて頂いたのです。

鍼灸師は、医療人であり職人であります。

プロ選手でも、ギャルでも、重篤な老人でも、ゲロ袋を持って来て来て突然倒れようとも、突然、怒ったり、泣いたり、二人に担がれて来ても、だんだん見慣れた光景になって来ました。

でも、緊張が走って、押さえて、冷静に判断する。

ただ歩くような日常感を意識する。

仕事に緊張しない人はプロ意識が低い。
完全に、緊張する奴は素人。

やっぱり、バランスですね!!

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