ブロック注射の怖い話。

鍼灸は、修復を促す治療法です。

神経痛の痛みを改善させ。
肉離れを早く治し。
美容鍼灸では、シミしわを減らす。

さて、時として、残念な事に、修復させる事によって、痛みが出る場合が有ります。
※それでも続ければ痛みは消せます。

それが、強烈に強い痛みどめを使い続けてこられた方にたまに起きます。

大元の原因、治癒をさせないで、脳へ送るべき痛みのサインを消すだけの治療を続けてこられた場合。

神経を元に戻す事で、痛みを感じるようになる場合があります。

多いのが、神経ブロック注射です。

自分は、よくヘルニアや神経症状の痛み止めを、車や自転車のパンクを運転手に伝え無い様にする事のように言います。

例えば、ロープで、腕を締め付けて、長い時間そのままでいれば、手が、痛み、シビレます。

それは、問題が発生していると言う大事なサインです。

それをロープは取らないで、痛い！と脳に伝える伝導路、神経だけを遮断したら、想像をして下さい。

何日か、もしくは当分は痛く無いけど、治ってはいません、最終的には、悪化します。

一過性のサイン消失に、治った！と勘違いをしている場合も有ります。

それが全てとは言いませんが、このレベルの方も居ない訳では有りません。

実は、トリガーポイント、即効性、スポーツ鍼灸では、神経ブロックにまつわる患者さんとの縁も多いのですが、ただ、手遅れな人も多いのが現実です。

先に鍼灸を選んでくれたらな～と悔しく感じる事も有ります。

この傾向の方は、痛み止め、座薬、注射まで行い、最後に鍼灸と思うようです。

将来を考える競技者は絶対に使わないで欲しいと思います。

今、動ければ、この競技でこれ以上成長しなくてもかまわないと言うなら止めません。

これは、一般の方も実は、同じです。

対処療法、対処薬、それを繰り返す人は、何年も痛んだり、マシになったりを繰り返します。

鍼灸で、痛みの無い程度まで持っていける疾患の場合、がっかりしますが、これも人それぞれですね。

佐々木先生に自分が出会ってきた過去の患者さん達を話しました。

皆さんも知っていると、もし、そうなった場合、ちょっと思い出して欲しいです。

一番多いのが、注射の後、一時楽になり、痛みが増した。

そして、当院に電話を頂き、痛くて痛くて、藁にもすがる思いで、鍼灸はどうでしょうか？

ここで、言えるのは、そんなに痛くて痛くてしょうがない状態まで、根っこは悪化していると言う事でス。

でも、この方達の多くは、痛い場所の治癒を焦ります。

悪い場所は痛い場所だけで、他は何処も悪くないと言い。

痛い場所だけの鍼灸を望みます。

若い時、それでやった結果、痛みが増す経験を何度かしました。

なので、今は、そのつもりの方は、考えが落ち着くまでご遠慮願う事も有ります。

痛みを消せない訳では無いのですが、そんなに簡単じゃない状態。

痛みを消すだけに、時間もお金もかかると言う事でス。

注射が内臓に悪いので、もう打てないと言われている方も多いです。
痛みで夜も眠れない。

ここからが、怖いです。

70代前後の方で、腰椎圧迫骨折に気がついてない。

自分の見立てで、骨がおかしいと感じ、病院へ行き、骨折に気がつきました。

実は、腰椎骨折は、二名の出会いがあり、一名の方の原因は、整体カイロです。

一発で治す処があると、友達に言われ、ゴキっ！と大きな音がした後、足の痛みとしびれが、半年以上続いてる状態です。

この方も注射をひとしきりやってました。

痛くないから、骨折したまま生活を続けていますが、その薬が効かなくなったら、どうでしょうか？

普通に考えて、腰椎骨折なら激痛で普通の生活は営めません。

最後が、注射をしてから、腕がマヒで動かなくなった方。

注射で、神経を傷つけたと思われます。

皆さんも、周りで注射をしようとしている方がいたら、鍼灸を先に進めて上げてください。

原因が分かれば、原因を治せる治療が良いと思います。

場当たり的な事を繰り返し、痛みに飲み込まれ、更に気が短くなります。

簡単では有りませんが、鍼灸で楽にはなります。

ただ一過性のリバウンドが有るかもしれません。

例えば、鍼灸治療で、頚椎ヘルニアの方で、激痛で来院されても、だいたい、週一回で、数回で、激痛は、無くなり、数ヶ月で、違和感や引きつり感になれる方が多いと思いますが、

注射をされた方の場合。
その一過性の痛みの再発を乗り越え、
その倍は、覚悟が必要かも知れません。

自分からするとちょっとした知識の違いなんです。

鍼治療していれば、そうはなってなかっただろうと言う。

何故なら、この方達の多くが、こう言う状態になって初めて鍼灸を経験されますから・・・。

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