今日は、皆さんに、ヨガの奥深さを、西洋医学的な知識を含めて一つご紹介。
大腰筋をご存知でしょうか?
ウェストを作ったり、体幹を固定するインナーと言う方も居ます。
さっくりと、説明します。
【大腰筋の起始・停止】
(起始)
浅頭は、第12胸椎~第4腰椎までの椎体および肋骨突起に付着。
深頭は、全腰椎の肋骨突起に付着。
(停止)
大腿骨の小転子に付着。
【大腰筋の主な働き】
股関節を屈曲する。
股関節を僅かに外旋する。
【大腰筋の神経支配】
腰神経叢及び大腿神経
【大腰筋に関する一口メモ】
大腰筋は、股関節を屈曲する筋肉です。
大腿直筋と共に股関節を屈曲します。また、筋の走行から僅かに外旋する働きもします。
大腰筋は、近年、様々な角度から、その重要性を提唱されています。
『寝たきり防止』に重要であったり、『ダイエット』や『メタボリックシンドローム』に対しての筋強化の有効性などが、沢山報じられています。
腰痛や他の筋骨格系の疾患に対しても、大腰筋の強化は効果を発揮し、『インナーマッスル』という言葉と共に、今や多くの人にその名前を知られています。大腰筋は、姿勢を正しく保つためにも大変重要な筋肉です。
と言う感じです。
恐らく、簡単な本では股関節の屈曲と言う事しか書かれていないかもしれません。
でも、若干マニアックになると、股関節の外旋と記載されています。
では、この筋肉が収縮(縮んだら)どういう格好になるでしょうか?
ざっくりだと
や、サーフィンのテイクオフ。
軽度な感じで・・・。
と言う感じです。
完全な収縮(縮む)を考えると、股関節と腰椎を極力近づけ、大腿骨が外旋、文書で伝えるのは、難しいですが、膝を近づけ、かかとの内側が上を向いてる状態でしょうか?
なのでシウバ選手の格好がちかいですかね?
そして、先人達の凄さを理解して欲しいんですね。
いきますよ。
普通、大腰筋のストレッチと言えば・・・。
こんな感じ、コレがトレーナーさんたちのマニュアル的な指導になると思います。
さてさて、普通の運動生理学が発展する以前から有る、ヨガ、完璧な大腰筋の伸展位が有ります。
それが、ハトのポーズです。
自分がヨガを進める理由の一つです。
ちなみに、大腰筋が引き起こす腰痛が有ります。
上記の筋肉が収縮した再に痛みを感じると思いますので、腰痛の原因が分らない方は試してみて下さい。
ふとももをと言うか膝をおへそに近づける動きでス。
そして、この大腰筋、深層に有ります。
もみほぐせない筋肉として有名です。
背骨の奥の内臓側に着いてます。
これを、強引にもみほぐそうと、やっきに横から指圧すると、他の筋肉を破壊する事になります。
その大腰筋に指を当てるには、腰方形筋や、腹斜筋など、そんなに伸ばす必要の無い筋肉を潰す結果になります。
さあ、そんな時、効果を発揮するのが鍼灸です。
鍼灸の長所で分りやすいのが、手の届かないコリを解放できると言う事でス。
本当は当院の患者さんにしか教えませんが、今日はサービス!
なんちゃって。
誰でも知ってるかもしれません。
でも、意外と重要です。
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