さて、鍼灸のデメリットや問題。
一番の問題は、医療保健の問題です。
鍼灸は整骨院と同等レベルの学校を出ていて、整骨院以上に治療効果が高いのに保健医療では有りません。
私達からして、患者さん、国民にとっての、一番の問題はココに有ります。
整骨院を開業する為に勉強する事は、捻挫、打撲、挫傷、ようはケガの治療です。
包帯、固定術、炎症への対処など。
しかし、現在の実態はどうでしょう?
8割が、肩コリ、腰痛、膝痛、ばね指、腱鞘炎などの保険適応外の疾患です。
そして、最大限の問題が、この症状が治癒する確立が低いと言う技術。と言う事です。
結果的に起こる現象は、
整骨院の何でも捻挫で請求する事で、保険を請求して、皆さんの負担金を減らし、もうかるシステムです。
結果的に、術者も患者さんも自分だけ良ければ良いと考える人達の為に起きる増税です。
自分からすると、増税以上に問題なのが、本当に苦しんでいる方の介護や医療費が現実的に不足していると言う問題です。
軽度な症状の軽い気持ちの不正請求が何兆円と言う額にまでなり。
その現実を無視している所です。
鍼灸は他の医療と比較するとデメリットは、副作用が無く、国家資格である技術なので、非常に少ないと思います民間資格の整体やカイロの方が、圧倒的に多いです。が、鍼灸医療事故などもゼロでは有りません。
しかし、鍼灸の医療事故の問題を起す人(特に新聞沙汰の問題)は鍼灸の資格を持たない方が多いです。
例えば、数年前に整骨院では鍼による死亡事故が有りました。
これも、整骨院の特性と申しましょうか、無資格で、院長以外の資格を持たない人が大勢居ますよね、この時に鍼治療を行った方は、鍼灸の資格を持っていませんでした。
鍼治療をさせていた事が大きな問題です。
更に、昔までさかのぼると、プロ野球選手のピッチャーが、トレーナーの鍼治療により気胸を起した事が有りました。
残念な事に、このトレーナーも鍼灸の資格を持っていませんでした。
この気胸は、めったに起こる事では有りませんが、絶対に無い。
訳では有りません。
後、人によっては、ビックリされますが、内出血です。
基本的に血管は丈夫です。
自分達が使う鍼の3倍は有る注射針でも、血管が避けて、何度も刺しなおす所を見た事や聞いた事も有ると思いますが、私達の鍼は3分の1以下です。
簡単な話、健康で柔らかく、弾力のアル血管なら、避けてしまいます。
しかし、弾力の無い組織では内出血を起す事が有ります。
特に細胞組織全体が硬い方の場合(単純にコリがひどすぎる。マッサージなどで組織をつぶし続けた方など)動脈硬化傾向で、血液が固まらない様なお薬を飲んでいる方など、内出血傾向に有ります。
しかし、それでも続ける事で、その周辺は柔らかくなる傾向が有り。
組織にゆるみや遊びが出来て来た時点で、内出血も無く健康になると思われます。
一番の問題は、顔針ですね。
血流が悪く、硬く、問題が多ければ多いほど、内出血は起き易いです。
でも、続けていると、しっとりとなりシワやシミはぼやけ、その頃には内出血の心配も有りませんが、それまでは、そういうリスクもゼロでは有りません。
ちなみに、美容鍼灸、顔針に置いても当院では、内出血0です。
次に多いのがリバウンドが起きる事が有ります。
俗に言う好転反応ですね。
対処療法(痛み止め、ブロック注射、その場しのぎのマッサージ)を散々繰り返した組織修復には、リバウンドと言う発痛が出たりします。
他にも、アトピー、於血などでは、発熱や、湿疹、かゆみの増大など出る事が有る。
このリバウンドを超え、症状の軽減が見込めるのですが・・・。
時として、症状の増悪の後軽快するなどは、一度だけ鍼灸をと考える人にとっては、あそこでよけい酷くなったと言う方も居るかもしれません。
ちなみに、民間資格のカイロや整体の事故もご自身で調べてみてください。
意外と、重度な事故が出てくると思います。
言いたいのは、イメージとして鍼灸は怖い、危険となってる方も居ると思いますが、危険な事が起きるのは、素人さん達や医療事故の方です。
コレは、皆さんのイメージですから、どうしようもない事かもしれませんが、オリンピックやプロ競技者のトレーナーに民間資格はなれません。
当たり前と言えば当たり前なんですが、意外と知らない方も多いかもしれません。
オリンピック選手、プロ団体競技に、整体師やカイロの民間資格ではなれません。
世界基準では、46疾患もの適応症を持ち、マッサージ以上に筋肉が柔らかくなり。
医科学的根拠も、大学や病院で、マッサージやカイロ以上のデーター持ち。
マッサージ以上に、内科やメンタル、婦人科系の適応症を持ち。
副作用が無い素晴らしい技術です。
後は、一回で効果が解るものばかりでは有りません。
むしろ、数回受ける事で、体質が変化します。
しかし、多くの方は保険医療の安い医療と比較されますので、1回だけという方も居ますが、それで体質が変化したらミラクルですね。
気の概念の治療に関して言えば、鈍感な方には解りにくい。
他にも、刺激が少なく、痛みが消失している場合、治っている事に気がつかなったり、あれは勝手に治ったなどと言われる事も少なくない。
これは、嫌になっちゃう瞬間ですが、鈍感な人はとことん鈍感なんです。
こう言う方は、可動域が増えたり、中から体が柔らかくなる事が解らないので、効いてる気がする指圧を好みます。どんどん強い刺激を求める結果、体が硬くなります。
問題も色々有りますが、結果的に言えるのは、医療事故はとても少なく、安全な技術で、更に副作用が無い、自律神経から、内臓まで、調子を整えてくれる素晴らしい技術です。