さてさて、最近ご紹介も増え、必然的に、何処へ行っても治らないで、痛い痛い言ってる人をご紹介される確立が高くなります。
ご紹介ありがとうございます。
難治性の疾患をお持ちの患者さんが増えると、本気モードになります。
ある種、本気モードは、問題が有ればしっかり注意をさせて頂かなくてはなりません。
優しいだけでは治せない状態です。
逆に優しさが必要な方ももちろん居ますが、何でもイエスマンの治療を受け続けてこられた挙句の果てに見える患者さんも居ます。
患者さんが、
ほしい薬をほしいだけ処方する。
患者さんが、
揉んでほしいところだけ揉む。
患者さんが
望むところだけに鍼灸をする。
さすがの鍼灸も、使い方一つで、対処療法や、その場しのぎの治療になりかねません。
「痛くなければそれで良い。」
そういう方はとても多いと思います。
多くの方は、すぐに効果の出る対処療法を続けます。
痛み止め、睡眠導入剤、下剤、生理薬。
これらの薬の副作用はご存知でお使いでしょうか?
その薬ごとにつらつらと色々と書いて有るとは思いますが、一番分かりやすい副作用は、作用の分、体は効果の反対の副作用を生む確立は高いです。
簡単に痛み止めを使い続け、根本を治さないで、あれをしなくて、これをしなくてはと言っている人を良く見かけます。
副作用は、更に痛み止めが効かないと感じるほど強い痛みを出すようになる。
アスリートなら短命間違いなしです。
ようは、更に壊れているという事です。
睡眠導入剤は、基本的に使いはじめれば、自然な眠りが苦手になり、起きる時間が遅くなります。
結果、夜は寝にくくなり、相談すれば更に強い薬を案内されます。
下剤は、使いすぎれば、自然な排便力が弱くなる。
生理薬を使えば、使うほど、少しづつ整理は重くなる。
我々からすれば、筋腫が出来やすく、妊娠もしにくくなる。
これが、「症状だけ無くなればそれで良い」と言う方の予後になりやすいです。
鍼灸をして、ベットからはいつくばって起きていた方が、まあまあ普通に起き上がれるそうになったそうです。
この方と、熱い熱い話をしました。
痛みを抱えて何年も何年も、色々なところに通い、改善するどころか悪化していたんですよね?
で、鍼灸、三回で違いは分かって来たんですよね?
たぶん、痛い痛いと言う日々からすれば、性格が変わります。
寿命も延びると思います。
でもこの方は長生きしたくないとおっしゃられましたので、では健やかな余生が送りやすくなる。
この価値を冷静に考えて頂ければと思います。
これだけ、副作用無く改善させても鍼灸が保険で無いのは、政府や政治が決める事なのでしょうがないですが、効果を純粋に考えれば、継続させて頂ければ、何年が、何ヶ月ですむと思います。
症状だけを消す事が西洋医学の基本で、体質を改善させ、症状が消えて行くのが東洋医学です。
難治性の方は、時として私、本気モードになります。
時には、その場しのぎの方法で命を削っている事もお考え頂ければと思います。