こんにちは。
佐々木です。
一昨日に引き続き肝のちょっとした小話です。
今回は大きさや硬さ、傾きについてです。
では早速ですが大きければどうなのか。
胃を圧迫し、咽喉に苦しさを感じ、脇に痛みが出ます。
上に上がってる時と似たような症状ですね。
小さいだけならば他を圧迫することも無いので比較的良い状態といえます。
では肝が下がっているとどうなるのか。
こうなると脇が空きます。
脇が空くと外邪を受け入れ易くなります。
つまり風邪などを引きやすくなると考えていいといえます。
硬ければどうなるのか。
肝が硬ければ外邪に強いといえます。
しかし硬いというのは単純に硬いという訳ではありません。
堅強といえばいいのでしょうか。
単純に硬ければそれは肝としての機能を落としている状態かもしれません。
程よい弾力があり外からの刺激を跳ね返す様な硬さが大事なのです。
逆に柔らかければどうなるのか。
この場合肝が柔らかいというのは脆いとほぼ同義になります。
つまり肝を傷(やぶ)り易い、病みやすい状態と言えます
次に傾きですが、傾いてるとどうなるか。
片側の脇が痛くなるとか。
これは上に上がるのと同じ原理で圧がかかるからと言われてます。
逆に端正であれば調子よく過ごせると思います。
更に面白いことに五臓六腑全部に傾きがあると盗難癖があるとかないとか…
内臓で性格まで影響してしまうんですね。
恐ろしい…
逆を言えば内臓をしっかり整えていれば気持ちに余裕を持てて、健やかに生きれるということですね。
素晴らしい。