こんにちは。
佐々木です。
今日は漢方についてちょっとだけ触れてみようと思います。
と言っても、漢方に詳しい訳ではありません。
ただ少し気になることが有ったのでこれから漢方について少し勉強しようと思ってる次第です。
まだ浅く調べただけですので偉いことは言えないですし、
場合によっては勘違いも甚だしいと思われる方もいるかもしれません。
しがない鍼灸師の戯言と思って読んで頂けたら幸いです。
では何が気になったかというと、顆粒タイプの調剤済みの漢方です。
鍼灸師の場合、治療となると、身体を触って、脈を診たり、
声を聴いたり、歩き姿、肌の色、爪、髪、呼吸、挙げだしたらキリがないのですが、
色々なものを指標としてある程度の目安、「証」というものをたてることが多いです。
「証」というのが症状の元といえるもので、
その「証」を基に大なり小なり偏りを持たせて治療を進めていくことが多いです。
漢方でも生薬毎に異なる性質があり、同じ様に「証」をたてて、
生薬を選別して偏りを出すのだと思います。
性質として、温寒・補瀉・潤燥・升降・散収とあるらしいのですが、
温寒はそのまま温めるか冷ますか、
補瀉は補うか取り除くか、
潤燥は乾き具合の調節、
升降は気血は昇るか降りるか、
散収は散らすか集めるか、
直感的にみるとこんな感じだと思います。
ところが元々調剤されてるものですと、その人の「証」に合ったものを提供できるのかというと少し疑問が残ります。
補の物と瀉の物が混在していたり、散らしたいのか集めたいのか一見解らない感じの物になってたりと不思議な感じに見えます。
勿論ある程度は考えて調合されているのだとは思いますが、
逆にあれもこれもと良い所取りで組み合わせると偏りが無くなって効能を打消してしまうのでは?
と思いました。
更にもう一つ言えば、
基本的に生薬等の効果をちゃんと受けるには、
煎じたものを作り置きしたものではダメと聞いたことがあります。
顆粒エキスは作り置きとなんら変わりがないのでは、むしろ粗悪なものになるのでは、と疑問がアレコレ…
うーん…これは浅はかな考えなのでしょうか?
漢方を深くまで勉強されてる方ならばきっとそういった出来合いの物は出さないのでしょうけど、
なかなかそこまでやられてる方も少ないのだろうと思います。
何より難しい!!症状だけで診るものとは違うので大変だと思います。
そういうこともあって、鍼灸師目線からでもシッカリしたものを伝えられればと思い、
少し興味を持ってるところです。
詳しい方がいれば教えて頂きたい!!
そんな今日この頃です。