鬱になりたい病。
著者の植木理恵氏は、鬱(うつ)病と症状が似ているが対処が違う「うつ病もどき」を3つに分析している。
・うつ病というラベルを貼られることを望む「うつになりたい病」
・アイデンティティの不安定さからくるうつ病的な症状
・10~30才代の女性に急増している新型うつ
植木氏の患者の6割は、これらうつ病もどきの患者なのだそうだ。
彼らに投薬治療は効果がない。
うーん、我々も感じるところは多いに有ります。
私の経験上、失恋した女子高生で、安定剤と眠剤を飲んでいた子が居ました。
当院の患者さんの場合、REALな方々が九割、鬱になりたい病の方は、一割程度だと思います。
大半は、心身のバランスを乱し、REALな動けない状態の経験者です。
我々は、見て、触って、聞いて、感じるので、話だけで診断するお医者さんより、意外と解ります。
鬱と診断を受けた割には、わりと脈は元気だったりします。
逆にイケイケのアスリートがギリギリの状態だったりします。
REALな方々に比べれば、肉体的症状は軽度ですが、ココロの有り方は非常に複雑です。
鬱になりたい病の方々は、健全!で、病では無いか?と問えば、鍼灸師的には、心のバランスが悪い事は間違いない。
非常に人生の質と言う点では苦しいように思います。
動けない鬱の方がよっぽど前向きなのである。
今は良くとも、このままでは、生きてる事も苦しくなってしかるべきな状態です。
一言アドバイスとして
「楽」と
「楽しい」は対極です。
間反対です。
楽。は、陰であり、最初は得した気分かもしれませんが、つまらない人生であったり、自分が嫌いになったりします。
楽しい。は、陽であり、大変な事も多いけど、人生に実が出来て、自分が好きになります。
輝く人になりたいのであれば、楽しい事を見つける事が大切です。
その方法を学ばれてみると良いと思います。
そもそも、楽を選ぶのは動物の本能として間違いでは有りません、自然です。
しかし、人間と動物の差はご存知ですか?
犬、猫、豚、牛四足動物には、喜び、悲しみ、恐怖、などの感情が有ります。
※なので四足肉は奨めません。私的に、牛を食べながら、犬の殺処分を悲しむのは、牛肉を食べながら、クジラを守ろうとする捕鯨団体シーシェ○ードと変わりません。牛豚食べるなら中国人の様に犬も食べるべきだと思います。
さて話は戻し、人間にしかない物が、理性です。
理性は学び、育むことが出来ます。
こうなりたい!と願い、行動を起こす事が出来ます!
まだまだ陰気を楽しみたい方は、満足行くまで、どうぞ!!
そろそろ変わりたいかも!と思う方は、色々な方法が有りますので聞いて下さい。
陰に進んだ分、考えた分、言葉に出した分、行動した分、の陰を徐々に解消する方法が有ります。
めったに有りませんが、上手く行く人は一気にひっくり返ります。
最低でも週一回以上を、当面通院頂きますが、鍼灸は薬のような依存性は一切有りません。
いつでも休めるし。
いつでも辞められます。
まずは、良い考えをする体調を手に入れる考えもお奨めです。