我々、東洋医学では、心身如実と言って体調や各臓器に出やすい、助長される感情が、理解されています。
例えば、胃腸が悪いとイライラしたり。
生理でイライラしたりを、もう少し掘り下げた理論が有ります。
で、今回は、似たような内容が心理学にも有りますので、ご紹介しておきます。
タイプABC。
タイプAについては、広く知られていますように、Friedman & Rosenma(1974)が定義した行動パターン。
・競争的、野心的、精力的
・機敏、せっかち、多くの仕事を抱える
・高血圧、高脂血症
といった特徴が指摘されています。
そのため、疾患の発症率が高いことが知られています。
タイプBは、タイプAとは逆に、何事にものんびりし、おっとりした行動パターンのことをいいます。
Aは、特定的な疾患についてBの、2倍とまで言われています。
その後、さらなる研究によって、「がんになりやすい性格傾向」が発見され、それが、タイプC行動パターンとされました。
タイプCの人は、
・いわゆる「いい子」で自己犠牲的
・周囲に気を遣い譲歩的
・我慢強くて怒りなどの否定的な感情を表現せずに押し殺す
・真面目で几帳面
といった特徴を持っているとされます。
ほんまでっかTVなどで、ご存知の方も多いと思います。
私の記憶では、タイプAと言われてたのは、スマップの稲垣吾郎?や、嵐?の松潤ですかね?
俺!私!タイプAやんけ!と言う方。
ご安心下さい、アスリート、ビジネスマン。
当院の多くがタイプAです。
いろいろ書かれてますが、天才タイプでも有りますし。
日本人の多くは案外、タイプAに憧れ尊敬するものです。
体調の問題とも真剣に向き合い。
必要性を理解して頂ければ、むしろ徹底して治すのが、タイプAだと思います。
タイプBの場合、案外ズルズル治せません。
さて
タイプAの皆様に少しアドバイス。
問題は、交感神経(起きる。頑張る)が優位過ぎるので、上手に副交感神経(癒し、修復)を優位にする方法を知れば、OKです!!
その一つが、鍼灸治療どす!
ヨガでも良いんどす!
他にもいろいろあります!
問題は赤字の部分のように思います。
攻撃的、せっかち
ここを抜きにすれば、タイプAの方が大義を成し得る気がします。
このデーターではタイプBが出世をすると言うデーターですが、それも、このせっかちと攻撃性が要因だと思いませんか?
たしかにタイプBは大器晩成型とも言えますが、内向的とも言われています。
毎度の話になりますが、メリハリで、頑張る量に比例して、修復力や休息や楽しむ行為は必要だと思います。
それが、頑張る+頑張る+頑張る=ストレスの蓄積=体調不良と感情のコントロールが難しくなる。です。
頑張る。の間に、休み、喜び、を入れればその質はぐんと上がります。
私的に、タイプAも何通りもあります。
例えば、メンテナンス一つとっても、短気で有れば、すぐできる場所を選ぶでしょう。
もっと短気で有れば、即効性のある強い薬ばかり使用すると思います。
かたや、不便で高い当院を選ぶタイプAも居ます。
私的に、問題はタイプAと言う事では無く、短気かどうかだと思います。
後、攻撃性も分析しますと、色々有るのですが、最低でも、自分の土俵以外では、勝ち負け、上下を考えないように持って行くのも大事かな?と思います。
出世されている方。トップ選手ほど謙虚です。
自分の土俵を下りれば、人を攻撃しても、良い事などほとんど有りません。
時間をかけて自分に返って来る物です。
謙虚。こんなシステムいかがでしょうか?
ちなみに、おそらく、私も佐々木先生も元々はタイプAなのでは無いでしょうか?
しかし、鍼灸を勉強する上で、東洋医学的な哲学も自然と勉強する事になります。
そうしますと、健全で有ろうとすると、心の有り方も非常に大切であり。
それをコントロールする事も、われわれにとっての技術なのだと思います。
タイプCの方々については、又、次回に!!
ありがとうございます。
今日も良き一日で有りますように!!