こんにちは。
佐々木です。
認知症なんていうややこしい名前に物申す!
といった感じのスタートになりますが、
今更ながら認知症ってどういう意味なんでしょうか?
認知障害症?認知に関する症状?何の気なしに付けた名前なのかもしれませんが、
凄い失礼(?)な気がします。
たしかに認知という部分では少し難が出てくるのかもしれませんが、
認知の前に記憶している必要があって、
記憶があるからこそ、物事に対して何か判断を下したり答えを出すものだと思います。
こう考えると記憶することに難が出ている場合、
それは認知というものが障害されていると言えるのか?と思うわけです。
記憶で考えるならば、そんなこと僕らでもスコーンと抜け落ちてることが有る訳です。
ましてや長く生きて、沢山の思い出や経験が詰まったお年寄りの頭なんていうのは、
今更新しい記憶が入る余地が無いぐらいギュゥギュゥな訳で、
覚えてられない!そりゃそうだ!!とたまに思ってしまう訳です。
そうなると記憶の中のものがより濃く自分の意識に反映されるのも頷けますし、
長く生きてれば生きる程、極々自然な物だと思います。
では何故そうならない人が居るかということになりますが、
僕の考えとして、常に循環されているからではないか?と思います。
この循環というのは知識もそう。刺激もそう。思考もそう。身体もそう。
常に新しいものが循環しては整理され、循環しては整理され、が繰り返されるのだと思います。
つまり起こる原因として、循環とは逆に、止まってしまうというのが大きなファクターの一つになるのではと思います。
学ぶことを止めること。動くことを止めること。考えることを止めること。身体の巡りを止めること。
歩むことを止めること。
こういったことを自ら、もしくは外から行ってしまうことで
整理することもままならなくなってくるのではないでしょうか。
ならば今認知症というものを患っている方はどうしたらいいのか、
歩むことを再開してみるのが一番効果があるものだと思います。
新しい知識、刺激、そういった物が徐々にではあると思いますが、
本人の気持ちを変えると共に症状を変えていくものだと思います。
体力や気力が湧かないというのであれば、身体の巡りを促進してあげるだけで
行動を始める助長が出来ます。
もちろん鍼灸というものはいいサポートになります。
実際WHO(世界保健機関)でも効果がある、と認められているものですので、
自信を持って言えます。
巡りを促進だけでも違うとは思いますが、
鍼灸を経験したことが無い方からしてみれば、鍼灸自体が新たな刺激、経験として
動くキッカケになるのではと思っています。
認知症というものに納得のいってない方、改善するものだと思っている方は試してみることをオススメします。
※オマケで、竹前です。
佐々木先生のブログを毎度チェックするのですが、いつも良い事、書きます。
私がダメと思った物は記載させないのですが、私のほうがダメな事を書いていると思う今日この頃。
彼が診ている老人ホーム通院される患者さんの話で、「寝つきが悪いのに、睡眠導入剤を先生がくれないの・・・。」
と言ってる患者さんが居ました。
彼は「必要ないと思いますよ~」色々な弊害が後々出る話をつらつらしてました。
認知症と鍼灸で向き合っていると、案外、絡んでくるのが、向精神薬や睡眠導入剤なんですよね。
薬で手に入れる理想の睡眠の代償は、倦怠感や無気力感も有る訳ですから
その話を聞いて、良いドクターが診に来てくれてるんだな~と思いました。
薬を積極的処方して、利益を得る事は、もはや普通な考えの中。
ケチと思われ、利益を見ないで、患者さんの将来をちゃんと診てくれる。
これも縁ですね。
最後に佐々木先生が診ている患者さんは
車いすの方や、認知症の方、高齢の方、自律神経失調症、実業団選手。
彼は将来大物になりますので宜しくお願いします。