当院のジャンル分けの一つに30~40代のビジネスアスリート部門が有ります。
仕事バリバリ。
スポーツバリバリ。
更に、極稀ですが、家庭円満など。
大会なども参戦、更には全国大会常連の方も居ます。
かなり、凄いです。
かなり、波長高めです。
で、当院との縁がおおよそ30代あたりの、どこでも改善しないヘビーな故障の流れから、当院と縁が出来ます。
ヘルニア、ルーズショルダー、脱臼、治らない肘などなど…。
気合と根性世代ですが
気合と根性でどうにもならないのが、ヘビーな故障。
競技を辞めるか?続けるか?の故障です。
大きなターニングポイントです。
私も、故障で泣いた方なので、故障でスポーツを辞める事が、どんなものかは知っています。
が、鍼灸を長年続けて来て・・・。
昔は、説得して、治療してましたが
最近では患者さんの意志、流れに任せてます。
価値観なのでそれは変える事が出来たとしても、少し不自然だったりしますし、やるか?やらないか?なんとなく分かります。
今迄は、嫌われても、喧嘩しても、お願いして続けてもらってましたが、今は任せてます。
そこまでしても、本人がそれほど必要と思わなければ、せっかく治っても、当然。って流れで…。
あれ?ってなったりします。
なので、治す事は経験上結構良い確率で出来ても、沢山のお金と時間かかりますけど、どうでしょうか?
と、お聞きしてます。
そうすると、各々の答えが頂けます。
それを、ひょうひょうたんたんと、治してしまう選手も居れば。
冗談じゃない!と言う選手も居ます。
客観視すると、これも、才能?と言う感じがします。
私には、その才能は無かったですが…。
と言う事で、ここ最近はそんな流れです。
ちょっとズレましたが、ほとんどのビジネスアスリートの付き合いのはじまりが、こんな形です。
多くの方々、選手にとって、心身は、非常に大事な物ですが…。
それに気がつくまで、本来、時間がかかります。
それをスッと受け入れる人は、才能だと思います。
心身が大事。
理屈上解っていても、実際、行動出来る方は、限られた方だと思います。
故障を乗り越える。
心身を壊してしまうほどの意味ある事は少ない。
これが40歳50歳ひいては70歳まで続ける方が、学んだ現実だと私は思っています。
この方々の、目標やモチベーションは、がキープ出来ます。
故障してる方でも、目標や夢などお聞きしますが…。
その先にまずある道は二つ。
治せる人が居ます。
治せない人が居ます。
週二回のメンテナンスや治療。
コレを出来る方や学生が居ます。
正念場、治す時の集中。
私の治療費は、プロの世界では安いメンテナンス費用ですが、一般の方には非常に高額だと私は思います。
でも一つ理解しておいて欲しいのは、他の医療機関より我々の収入はめちゃくちゃ低いです。
で、これも、不思議?かもしれませんが、この心身を治すのに貧富の差で言えば…。
お金は関係なく思います。
むしろ、変な話ですが
お金持ち。物持ちの方は、安い整骨院にもどったりします。
今年、断捨離の勉強をして良く分かった事が有ります。
人は、持ち物やお金、権力が増えるほどに、自由や生きている目的がボヤけます。
やりたいこと以外にも、いろいろ増えますから当然と言えば当然ですが・・・。
目標がはっきりしている方は、おおよそ、物事の本質に気が付きやすい気がします。
生まれて死ぬまでの気持ちと、身体。
物を増やし。金を増やし。権力を増やしても。
満足して終われるか?は別物です。
先日も終末医療で働く患者さんが、もう数え切れないほどのお見送りをした話を聞き。
やっぱり、大抵の人が命の限りや、死ぬことを忘れてる。と感じました。
お金、モノ、権力に囲まれて満足感が有ればそれで良いのですが…。
本質は、もっとシンプルな物だと思います。
私は、自分でややこしい人間だと思うのですが
最近、私が尊敬する方々は、シンプルな事に気が付きました。
好き。嫌い。やる。やらない。
40代の格闘家の方が、ガタイの良い粋がった18歳を、しめて来たそうで・・・。
この方も故障を乗り越えた方であり。
単純に、人間としても、アスリートとしても、凄いな~と思う。
次第です。
さて、本年の治療も、残りわずかとなりました。
ありがとうございます。