こんにちは。
佐々木です。
しっかりと冷え込んできたので若干身体に違和感を覚えてる方が、
チラホラいるのではないのでしょうか?
冷えてくると増えてくるものとして挙げられるものが、
まず神経痛が増えてきます。
いわゆる、頚や肩、腕、手などへの痺れや痛みといった頚椎症とか、
坐骨神経痛などのようなものです。
次に手足の冷えから始まり、頭痛、胃痛、多汗、倦怠感などなど、
色々出て来ちゃう自律神経失調症ってやつです。
症状は出ているけど、原因が解らないとされているやつです。
「冷えてくると」いうのがミソなのですが、
冷えてくると人の身体は様々な反応が起こるのですが、
神経痛の要因としてはまず筋肉が硬くなることです。
人の身体というのは体感温度が下がる事で、
身体を温める作用と、冷えを身体に入れないようにする作用が働きます。
鳥肌なんかもその一つで、
毛を逆立てて体表の空気の層を厚くしようと、立毛筋という毛を立てる筋肉がキュッと締まります。
人はそこまで体毛は濃くないのであまり効果はありませんが、そういう反応があります。
そして、毛を逆立てるのは防寒のみではなく、攻撃などから身を守る為にも行います。
これは自律神経の話になりますので、もう少し後でお話します。
細かい筋肉でいうと立毛筋、身体を動かす筋肉も同様に反応するのかと言われれば、あります。
身体を動かす筋肉が何故硬くなる必要があるのかというと、
寒くなることで、熱を生まなければならなくなります。
そこで筋肉の出番です。
筋肉というのは身体を動かすのに必要不可欠ですが、
身体を動かす際に筋肉が行う事は基本的に収縮のみです。
とある部位の前が収縮したり、後ろが収縮したりを複雑に行いながら身体を動かしています。
この収縮というのがミソで、収縮を行う際にエネルギーを消費して行うのですが、
消費すると同時に熱を産生します。
ここが身体を温める反応となります。
寒くなることで身体を温めようとし、筋肉は収縮するのですが、
それがコリなどに直結していくわけです。
凝り固まった筋肉というのは神経や血管を圧迫して痛みや痺れを強くするというわけです。
そしてさっき出た立毛筋と自律神経のことですが、
これまた身体を硬くする要因が含まれていて、
立毛筋が反応するというのは身体としては交感神経が優位になっている状態。
交感神経が優位ということは身体には緊張が起きやすくなっている状態です。
緊張すれば自然と身体は硬くなりますので、これまた神経痛の要因に。
そして日常的に交感神経が優位になってしまうと、
修復を行う為の副交感神経が上手に働きませんので、
倦怠感やその他もろもろの症状がポロポロと出てきます。
冷え冷え言いますが、こんなことが反応の一つとしてあります。
完全に冷え切ってしまう前に症状の改善をオススメしますが、
まずは身体を冷やさない様に気をつけて下さい。