スタッフ佐々木。

ストレッチの有用性。

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おはようございます。
佐々木です。

治療をしていると度々思う事があります。

それは、筋トレをしてる人は案外多い。

そして、筋トレはしてもストレッチはしませんって方も多い。

けど、ストレッチはしますって方は少ない。

これが故障の原因では?って方はチョイチョイいます。

前は、なんで筋トレはするのにストレッチはしないのかが気になってました。

けど答えは割と簡単なことでした。

答えが簡単に解るからなんですね。

頓智っぽくなってしまいましたが、何を言いたいかというと、

筋トレはやればやっただけ、見た目やパフォーマンスに変化が出るからで、

結果が解りやすい、答えが出易い、

そんなところが筋トレを続けやすい要因の一つなんだと思います。

たしかに解り易いと思います。

単純なパワーも上がるかと思います。

それに比べてストレッチというのは結果は解りづらいのだと思います。

やってすぐに身体が柔軟になっているかと言われれば、なっていないのが大概です。

毎日の様にやって、気付かない内に可動域が増しているとかそんな程度ですから。

まあここが案外大事なんですけども・・・

1ヶ月やって、こんなに重い物が持ち上がる!とか、

こんなにカットが入ってバッキバキになってる!とか、

そんなことはストレッチを毎日やっていたってまずありません。

けど筋トレに比べて身体の故障を防いでくれるのが、

そんな結果が解りづらくて続けていても効果あんのかい?っていうストレッチなんです。

ストレッチの利点を説明する前に筋肉の特徴を一つだけ理解して頂きます。

筋肉が出来る動きというのは基本的に収縮のみです。

これだけ理解して下さい。

筋肉が伸びるのは自発的に伸びている訳ではなく、

伸びている筋肉と対になった筋肉が収縮することで伸ばされている訳です。

対になって互いに軽く引っ張り合うことで、

程よい張力により真っ直ぐな状態を作ることが容易になるのですが、

片方が強く大きくなっていれば、強い方へ引っ張られやすくなり、バランスが悪くなります。

これを理解した上で考えて頂くと、

筋トレというのは大体が方がやったらやりっ放し。

腹筋をひたすらやり続ければ、前が強くなっていき、

身体が前に丸く縮まるような状態になります。

極端に言えばダンゴ虫のような姿勢になるのですが、

もう少しリアルに考えると、猫背などの姿勢を作る要因の一つになり、

さらには頚や肩のコリなどに繋がっていくということなんですね。

それに対してストレッチの効果というのは、

別に筋肉を大きく強くするわけでは無いのはご存知の通りかと思います。

筋肉には形状記憶装置みたいなものが備わっていて、

ニュートラル時の筋肉の収縮具合などを覚えます。

これは筋トレなどを行っていれば、力が入った状態の収縮が少し強い状態で記憶しますし、

逆にストレッチなどをしていると力が抜けて程よく伸びた状態で記憶されます。

程よく伸びた状態で記憶された筋肉というのは、

それが当たり前になることで、更に伸びシロを作るようになります。

スパンとしては長い作業になるのですが、伸びシロが出来ていくというのは、

筋肉にそれだけ余力が出来ていくことになり、緊張が起きづらいものになっていきます。

問題が起こる率も、緊張がある筋肉に比べたら雲泥の差になるかと思います。

ちなみに高効率なパフォーマンスを発揮するのも程よく伸ばされて緊張の少ない筋肉です。

元々収縮していて収縮する長さが短い筋肉と、

緩んでいて収縮する長さが十分にある筋肉ではどちらが力を生むかは想像つくかと思います。

長くなりましたがストレッチの有用性についてはこんな具合になります。

筋トレやるならストレッチもセットでやっておくと故障は少ないかと思います。

-スタッフ佐々木。
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