おはようございます。
佐々木です。
「冷えとり」というものを見た聞いたという方はいますか?
簡単にいうと冷えやすい部分(手足などの末端他)を温かい部分と温度差がなくなるようにすることで、
足などから毒素を抜き、冷えを改善させて病の元を絶つといったものになります。
聞いたことはあってもどれだけの方がこれを実践できているかは解りません。
効果はあるのだとは思います。
が、効果が出るまでは長い時間を要します。
また、服装だけでなく、食生活なども見直す必要があります。
つまり実践するにあたって、最初の内はそれなりの覚悟と忍耐が必要となってくると思います。
そして、やっていくにあたって、何も知らずにやっていると勘違いしてしまう現象に、
好転反応、瞑眩(めんげん)反応というものがあります。
これは身体に溜まっているものが表に出てくる際に、一緒に様々な症状を誘発し、
一時的に体調不良のようなものを感じる事があります。
痛みが一時的に強まったり、めまいや吐いてしまったり、
吹き出物のような物が出来て膿が出たり、
お腹を下したり、汗をかいたり、こういった反応がほとんどです。
しかし、一般的にこういった反応の後は症状が元より緩和されてることが多い為、
悪い反応というわけではありません。
むしろ良い反応といえます。いわゆる膿み出しといったところです。
こんな反応が何の説明も無かったり、知らずに起こると不安感や猜疑心などが芽生えるかもしれません。
で、この瞑眩反応というのは鍼灸でも起きます。
人によって起こるタイミングは様々で、
初診時の治療中から起こる人も居れば、
回数を重ねて施術の数時間後、翌日などに起こる方もいます。
「鍼灸治療を受けて具合が悪くなった。」という方の中には、
この反応の方も多いのではないかとも思います。
悪くなったことに目がいってしまい、そこで治療を中断。
正直これがタイミングとしては一番勿体無いかと思います。
ここからのもう一押しが身体の状態をガラッと変えます。
説明がなければここで終わってしまっても致し方ないのかもしれませんが、
もうちょっと頑張ればNew自分に出会えたかも・・・
少し大げさに言ってしまいましたが、
瞑弦反応というのは案外こんなものです。
この反応が出なきゃ治らないとか、
この反応が出れば治るとか、
そういうものでもありませんが、
こういった反応が出るのなら、
それは一つの転機として身体を変えるチャンスだと言えます。
鍼灸が万が一効果がないと言えるものなら、
こういった反応は一切起きないと思います。
瞑眩反応で鍼灸が合わないと思っていた方は、
今一度思い返してみて、反応が治まった後と治療を受ける前で比べてみて下さい。
違いが解るかもしれません。
ちなみに瞑眩反応は、同じ刺激量でも身体の状態が悪い人ほど起こり易いかと思います。
自分の身体の状態を再認識する意味でも、
これだけ悪い物が溜まってるんだと思って頂けると助かります。
鍼灸が身体にどれだけの影響を与えるか、
良い意味で体感していただければと思います。