スタッフ佐々木。

後遺症のその先は。

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こんにちは。
佐々木です。

後遺症といってパッと思い浮かぶものとして、

事故を起こしての後遺症、病気による後遺症、

特に多いのは脳梗塞、くも膜下出血といった脳卒中などの後遺症でしょうか。

脳の症状による後遺症となると、

四肢の麻痺であったり、部位によってはふるえ、言語障害、記憶障害etc

全身の司令塔が故に、出る症状というのは多種多様なものがあります。

次に脳卒中などの脳の損傷、神経の損傷というのは、再生することがなく、

昨今の医療では治らないというのが前提にあります。

その為、一度麻痺等が定着してしまった場合、元に戻すのは不可能だとさえ言われたりします。

このように言われることで落胆される方も多い事と思います。

しかし、中には後遺症が出たとしても、無かったかの様に回復する方がいらっしゃるのも事実です。

これというのは、まず拘縮が起きないようにリハビリなどで動かし続けることで、

固まらずに使う準備が出来ます。

そして、脳の中で損傷が起きた部位の、

周りの部位が損傷部位までフォローできるようになることで、

動かせるようになります。

この際、どちらが欠けても思う様に動かすことは出来ません。

例えば動かす腕の筋肉が痩せて固まってしまえば、

いくら動かす指令を出したところで固まって動かせません。

逆に動かす準備が出来ているのに、指令がこないのでは宝の持ち腐れです。

筋肉に血流を、脳にも血流を。

これが後遺症を治していく鍵になります。

筋肉というのは血管が張り巡らされていて、

血液によって栄養されています。

そして血流を促すのは筋肉自体で、動かすことで栄養も行きわたります。

血流さえ滞っていなければ、基本的に筋肉が痩せるということはまずないと思ってもらって大丈夫です。

そして痩せなければ固まる確率もグンと下がります。

干し肉と生肉で想像すると伝わりやすいですかね。

脳の場合も同じようなもので、

脳が働いている瞬間というのは、

その部位の血流量が増加します。

ここから考えていくと、

鍼などで脳への血流量を上げることで活性化し、

フォローする力を強めることができます。

リハビリ中なら回復率、速度は上がりますし、

そうでない方も症状の軽減は望めます。

血流量の増加というのは鍼灸では十八番になるものですので、

脳卒中の後遺症というのは鍼灸に向いた症だとも思います。

と、ここまで細々書きましたが、

実際の所、鍼灸の良い部分というのは、こういった部分では測れないところがございます。

経絡というのも一緒に考えていくと、

神経や血管のみでは見出せない部分も多く見えてきますので、

改善に一役買う事と思います。

治らないからそのままでいいや。

は、意外とそうでもないかもしれませんよ。というお話でした。

-スタッフ佐々木。
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