おはようございます。
佐々木です。
今回はもしかしたら疑問に思っている人がいるかもしれない、
神経のはじまり、についてです。
神経のはじまりがどこにあるのか、川の源流がどこにあるのかという話ですが、
これはシンプルに脳からが正解になります。
脳から脊髄、脊髄から末端へ伸びるのが神経になります。
でも神経って色々な名前が付いてるから出てくる場所が違うんじゃないの?
と思う方がいるのだと思います。
これがもしかしたら症状を考える上で障害になっているのかもしれません。
名前が違うといっても出てくる母体は同じです。
交感神経、副交感神経といった自律神経と呼ばれるものも基本的には同じです。
どっかから急に出てきて、「貴方は交感神経。」「そちらの貴方は副交感神経。」
「君はココから坐骨神経だから別の役割を持ってもらうよ。」
「脊髄さん、ここまでありがとう。さようなら。」
そういったものではありません。
脳からウニャーっと伸びてそれぞれが最初から最後まで、
自分の役割を果たしているだけなんですね。
どこまで伸びようが神経としての働きは途中で名前が変わろうと、
始めに担った役割を果たすだけなんです。
分かりやすく坐骨神経でお話させていただきますと、
坐骨神経というのは腰部の脊髄から伸びる神経が束になって坐骨神経と呼ばれます。
そして膝辺り総腓骨神経と脛骨神経というものに分かれます。
役割としては運動や知覚の役割を担う末梢神経というものになります。
更にその2つの神経は枝分かれしていき、足の指先まで辿りつきます。
つまり元々は同じで、役割も腰から伸びて、終わるまで何一つ変わっていません。
坐骨神経さんゾーンでは痛くもなんともないので、
そこから先は総腓骨神経さんか脛骨神経さんが不自由にならない限りは、
膝下は痛みや痺れといった障害が起こる事はないでしょう。
んなこたない。
これが一本の川から生まれたものだと思えばそうは考えないはずです。
上流で川が止まってれば、下流でも止まります。
足先が痛いのかと問われれば、たしかに足先に問題があるのかもしれないけど、
腰で神経が損傷を受けていたり障害されていても同じ事は起こるということです。
これで足先ばっかり診てれば治せるのかと言われれば、まあ治らないですよね。
と話が逸れましたが、
源流は皆一緒ということです。
交感神経や副交感神経といった自律神経で考えると、
脳から出ているものですから、
影響を受けているのは外的刺激や生活習慣などになります。
そう考えると、
自律神経を治すには脳を正してあげ、
脳を正すには外的刺激や生活習慣を正す、
ということになります。
色んな症状を治すなら、
神経の名前を覚えるより、その神経がどこから伸びるものなのか。
どこに存在しているのかというより、
どこから影響を受けているのかを考えると少し前に進めるかと思います。
そこに有って、そこに無いモノ。
そんなものが症状としてゴロゴロ存在しますので、
自分の症状がどうしても改善されないと思うのなら、
一度ご検討下さい。
ということで今回は神経のはじまりはどこからなのか、
答えになったのかよく解りませんが、
こんなところでいかがでしょうか。