おはようございます。
佐々木です。
春になっておそらく増えてくるのが、
ちょっとした気分の抑揚があるかと思います。
引っ越しや転勤、子供が新しい学校に行き始めたとか、
タイミングとして様々な環境の変化が起きている方もいるのではないかと思います。
そんな時に一緒になって気分が上がったり、逆にガクンと下がったり、
春だからこその気分の上がり下がりがあったりします。
そんな春も楽しいのですが、下がりに下がって戻ってこなくなったり、
アゲアゲで突っ走って行ったら身体が壊れた。なんて話もなきにしもあらずです。
なんでこんなことになるのかと言えば、
春の天気も一つかもしれません。
天気の上下が激しい為にそれに釣られて気分の抑揚が出やすいかと思います。
そして、春が身体にもたらす気の作用も一緒に考えて頂けるとよろしいかと思います。
春の気というのが、肝の気で、内臓の中でも肝の作用が強くなるとされています。
肝の気というのは上昇傾向が強く、基本的には人をハイにする作用があります。
しかし、単純にハイというわけではありません。
「血の気が多い」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、
あれは頭に血が逆上っている状態で、肝の気が強くなっているとそういう傾向になり易いと言えます。
つまりハイになるといっても、ルンルンだけではなく、
ガツガツケンケンイライラした感じにもなり易い時期でもあります。
このケンケンイライラがまた問題で、
頭に血が逆上ってイライラをどこかにぶつけた後というのは、
エネルギーを大量に使うからなのか、気力体力が一気に落ちます。
ここで立ち上がるのがまた一苦労で、
散々肝の気が強く働いた後なので、
0に近い状態の身体を動かすほどの力が肝に残っていない場合があります。
そうなるとヤル気が起きずに身体が怠い状態が何日も続くということになったりします。
これらを解消するには早めに寝て、外へ出て歩いたりして、
外気を吸収して春の肝の気を補充して頂くと良さそうです。
新年度、新生活が始まってイライラし易いのも、
ただ環境が変わったからというだけではなく、
実は春という季節も関連していますので、気をつけて日々を過ごして下さい。
イライラを予防するのなら体調の管理は必須ですが、
もし頭に血が逆上ってしまったら、下げることをしてくれれば何とかなったりします。
下げることというのは、単純に足元に血流が行くことをしてもらえれば問題ありません。
足指を揉んでみたり、足を温めるようなことを主にやって頂けると良いかと思います。
また、お酒を飲む機会も多少あるかと思いますが、
お酒も肝を強く働かせますので、少し怪しいと思ったら控えるのが吉です。
春の身体の付き合い方はこんな感じになりますが、
肝さえ気を付ければ大丈夫というものでもありません。
上手く身体の声を聴いて日々お過ごしください。
よろしくおねがいします。