スタッフ佐々木。

五月病?

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こんにちは。
佐々木です。

これぐらいの時期になってくると、

五月病も終わって少しやる気が出てくる頃か、

逆にまだ五月病バリバリ引きずってますって人もいるかもしれませんが、

五月病の正体ってなんざんしょっていうお話を少ししてみたいと思います。

一般的に五月病というと、

新年度が始まって、新生活になって、

職場に新しい人が入ってきたり、逆に自分が入っていったり、

場所が変わって、仕事が変わって、

そんな中で色々やってたら疲れちった、やる気起きねー、仕事行きたくねー、学校行きたくねー、

みたいな感じだと思います。

新しいところでの気疲れや身体的な疲れが出てきているのだと思います。

他にもあるとは思いますが、まぁ同じで。

こんな五月病ですが、

五月病というだけあって、たしかに五月に多い。

でもそれは五月が新年度始まって一ヶ月経ったところだからなのか。

それも半分。

それも半分で、もう半分が何か。

もう半分は季節だから。

これでお終い。

いや、お終いではありません。

季節だからというところが間違いというわけではありません。

この部分をもう少し掘り下げてお伝えできればと思います。

自然界の中では季節毎に様々な変化が起きます。

人間の身体も同じで季節毎の変化を確かに受けています。

その変化は人によって分かる、分からないがあったりしますが、

分からないというのも影響を受けていないわけではありません。

具体的にどのような変化が起きているかですが、

治療の部分で肝心な睡眠にも変化は起きています。

寝たいのに寝ない、寝れない、

そんな本能に抗っているような方の場合だと気付きづらいかもしれませんが、

ある程度自然な眠気で、夜にPC・スマホなどをせずにサッと寝れるような方だと、

年間の中で睡眠を長く摂ってしまう時期と、短くても割とスッキリする時期とがあったりします。

この年間の中での変化は決しておかしいものではなく自然なものになります。

ある種、動物的というか、本能的なものというか、とにかく自然なものなんです。

今のご時世、人間界は不自然なので、この様な変化が感じづらいかもしれませんが、

自然に生きている者たちは寒い時期なら長く寝て、暑い時期なら少し短めというのが当たり前です。

代謝や修復、栄養のコントロールなど要因は様々ありますが、

それらのバランスを考えたベストが、このような形だったりする訳です。

という訳で季節毎の変化に睡眠がまず1つ。

次に季節毎で変化するものは感情、気持ちです。

春の気持ちは上へ上へ行ってテンション上がりやすいのですが、

プッチンいきやすいのも春だったりして、感情が激しく動きやすい時期になります。

夏は春で上がり切ったものがそのままキープされ、

通常運転がちょっとテンション高めになっています。

秋は夏にキープされたもの、得たものを形にしようと落とし込む作用が働きます。

落とし込むということでテンションも一緒にグワーンと下がることもあります。

この時期も比較的感情の上下が出やすい時期といえるでしょう。

冬は秋に落とし込んだものをギューっと大事に抱え込むような時期で、

落とし切ったままキープされているような感じなので、

通常運転がちょっとテンション低めになります。

という訳で季節毎の変化に感情もあります。

こんな感じで季節の移ろいで性質や動きというのは大きく変わっていきます。

そういう変化の中にどこの臓が強く働くかというのにも違いが出てきます。

ここがこの五月病(?)のヒントになります。

春というのは肝が強く働きやすくなるとされていますが、

緊張感を持ち易い状態でもあり、怒り易い状態でもあり、テンションアゲアゲにもなり易い。

そんな状態ですが、そのピンと張った何かがプツンといく瞬間があるわけです。

それが季節が移り変わる時期、ちょうどこの五月や六月に起こり易いのです。

他の時期は?と思う方はなかなか鋭い!

たしかに他の時期でも移り変わる時期はあるのですが、

この春~夏がミソなんです。

春は肝が強まると言いましたが、夏は心が強まります。

この二つは五臓の中の性質的にはアゲアゲ系。

そしてこの肝と心は、五行の中では親子関係で、

肝が親として、子にあたる心を引っ張っていく関係にあります。

五月病と言われる、かったるい症候群はこの関係が上手く働かないことで起こります。

春に新生活などで徐々にアクセルを踏み込んでいって、ガ――ッと肝を働かせて、

肝が疲れきったところで心にバトンタッチ。

これが五月病の正体かと思われます。

肝が疲れてるので心を上手くフォローできない。

心にギアチェンジしたけど、

回転数が上がってないところでしたもんだから、スピードが上手くのらない。

こんな感じになっているところだと思います。

原因がこんな感じなので、治すには回転数を上げてやること。

怠くてやる気が起きない状態でも身体を動かしてやることが早めの回復に繋がります。

キッカケは季節の変化によって眠れなかった、起きれなかった、テンションが、

そんなことから精神的に疲労することで、適度に張ってたものがダルんと緩んでしまう、

もしくは切れてしまうのではないかと思います。

季節的に暑い日もあれば、寒い日もある、

たまにはこんな調子もあるだろう。ぐらいな感じで、

あまり気にせずテンション若干上げめで宜しくお願いします。

長くなってしまいましたが、

五月病というのは時期的に五月に起こり易いというものであって、

中身としては精神的疲労と身体的疲労のアンバランスさによって起きています。

精神的疲労というのは身体的疲労を伴っていないと回復しづらいので、

敢えて身体を疲れさせるのが大事だったりします。

そして回復させるには睡眠が重要なので、

早起き早寝で季節に合わせた睡眠を心掛けることがベストです。

-スタッフ佐々木。
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